• 2025/12/22 掲載

動画像生成AI「AKOOL(アクール)」とは?19の神機能、急成長企業「格付け1位」の正体(2/3)

連載:マスクド・アナライズの生成AI最前線

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【値段】プランは4つ

 有料会員については、以下の料金表を参考にしてほしい。

Free:無料(利用できる動画生成モデルおよび生成可能な動画時間に制限あり・透かし付き)
Pro:30ドル(利用できる動画生成モデルの追加・生成可能時間の延長・処理時間の短縮・透かしの除去など)
Pro Max:119ドル(Proに加えて解像度の向上・ライブカメラおよびAPIのアクセス・共同作業など)
Business:500ドル(Pro Maxに加えて10台までの同時接続・最速の処理速度など)
Enterprise:問い合わせ(クレジットの有効期限なし・セキュリティの強化など)

 なお表記の値段は2025年12月時点の月額および最小クレジット数を選択した場合となる。年間契約の場合は50%割引となる。

【ポイント】
  • プランはFree~Enterpriseまで幅広く用意
  • 年間契約で最大50%割引
  • 同時接続数やセキュリティ要件に応じてプラン選択

【機能】ライブカメラ/映像/画像/音声の全19種

 AKOOLにおける機能の一覧が以下となる。

■ライブカメラ
  • ライブカメラ:ZoomやGoogle Meetなどのオンライン会議ツール向けに翻訳、アバター、フェイススワップ、ビデオ生成をする。
  • ストリーミングアバター:リアルタイムで利用者に対応する。
  • ライブフェイススワップ:リアルタイムで利用者の顔を変更する。
  • AIサポートエージェント:AIによる問い合わせ対応。エンタープライズ向けに提供している。

■映像
  • アバタービデオ:アバターによる動画の作成。PowerPointやPDFファイルにアバターを追加することも可能。
  • 画像からビデオへ:静止画像に動きをつけて映像化する。
  • ビデオ翻訳:動画の音声を翻訳する。
  • フェイススワップ:動画の顔を修正したり、別人の顔に入れ替える。
  • トーキングアバター:アバターを作成して話をさせる動画を生成する。
  • トーキングフォト:静止画から指定した音声を話すことができる。
  • AIビデオエディター:AIによって映像を編集する。
  • ビデオキャンペーン:映像とデータを組み合わせて、大量の個別最適化された映像を制作する。エンタープライズ向けに提供している。

■画像
  • フェイススワップ:静止画の顔を修正したり、別人の顔に入れ替える。
  • イメージ生成ツール:プロンプトで指定された画像を生成する。
  • 背景の変更:被写体の背景を変更する。
  • Jarvis Moderator:不適切なコンテンツの自動選別を行う。エンタープライズ向けに提供している。

■音声
  • テキスト読み上げ:指定した文章の読み上げ音声を生成する。
  • ボイスクローン:自分の声を元にして、別の音声を生成する。
  • ボイスチェンジャー:演技や役割によって音声を変化させる。

 このように、動画、画像、音声に関わるさまざまな機能を利用することができる。次は企業で働くビジネスパーソンにおいて、どのような場面で役立つかを紹介したい。

【ポイント】
  • ライブカメラ/映像/画像/音声ごとに機能を用意
  • アバターを使った説明動画の自動生成なども可能
  • 大量の個別最適化動画(パーソナライズ)を作れる(エンタープライズ向け)

【活用法】2つのビジネスシーンで解説

■広告・プロモーション
 AKOOLが役立つ場面として最初に考えられるのは、広告やプロモーションにおける活用である。たとえばWeb広告だ。

 広告に必要なバナー画像や短尺動画などは、複数制作してどの広告が適切かを測定することが前提となる。しかし大量の画像や動画を制作するのは手間や時間がかかるため、担当者や委託先の業者において負担が大きい。そこでAKOOLを利用して、少ない手間で大量の広告素材を制作しながら、より効果の高い広告を作っていくことができる。

 また、ネット通販や店頭の広告などで画像や動画を用いる場合、同じ商品の画像を加工して複数の画像を制作する必要がある。こうした用途において、手軽に編集ができるAKOOLが役立つだろう。また、ECサイトや店頭向けの画像広告は種類が必要で、動画広告も訴求のために短時間のものが求められる。そこで静止画を短尺動画にしたり、音声ナレーションを付ける用途で活用できる。

■研修・プレゼン
 研修やプレゼンテーションで資料を作成した場合、どうしても文章が中心になりやすい。これでは受講者が退屈しやすく、印象に残りにくい。そこで画像や動画を活用したり、さらにアバターによる解説を入れたりすることで、飽きさせずに説明するができる。

 人間が説明するのを撮影して編集するのは手間がかかるが、AKOOLを使ったアバターであれば手間はかからない。さらに内容の変更があっても修正が容易なので、最新の内容に対応できる。また、アバターにおいては、問い合わせ対応や展示会のデモ映像などで利用するのも良いだろう。

【ポイント】
広告・プロモーション
  • 大量の広告素材を短時間で作成可能
  • SNS広告やECの訴求素材を高速PDCA
  • 静止画をナレーション付与や短尺動画化で表現力UP

研修・プレゼン
  • 資料にアバター解説を追加し、飽きさせない構成に
  • 内容変更も簡単に修正可能
  • 問い合わせ対応や展示会でも映像などの用途も
【次ページ】AKOOLのAPI利用や注意点
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