- 2025/12/11 掲載
富士フイルム、AIで膵臓がん早期発見を支援する超音波内視鏡ソフト「EW10-US01」を発表
膵臓がんは日本で年間約4万人が死亡し、5年相対生存率が8.5%と低い一方、腫瘍径1cm以下の早期発見では生存率が80%超になるとされる。超音波内視鏡は微小ながんの検出に用いられているが、検査難度が高く術者の技量差が課題とされてきたという。
EW10-US01は、超音波内視鏡画像を解析し、膵臓が存在すると推定される領域と膵充実性病変が疑われる領域をそれぞれマーキングして表示する。検出時には画面表示に加え報知音も発し、視覚と聴覚で術者に注意喚起する仕組みとした。機能拡張ユニット「EX-1」にインストールし、SU-1やEG-740UTなど既存機器と組み合わせて使用する構成。
富士フイルムは大腸・胃・食道向けの「CAD EYE」シリーズに続き、対象領域を膵臓まで広げることで、内視鏡診断ワークフロー全体の支援を進める方針という。
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