- 2026/01/29 掲載
どれが1番使える?ChatGPT・Gemini・Manus・Genspark「スライド作成AI」9種を徹底比較(2/3)
生成AIのスライド作成で注意するべき「3要素」
生成AIにとって最も難しいのがステップ4の「スライドの作り込み」だ。求められるのは以下の3点である。- スライド原稿を1枚に収める編集力とレイアウト力
- 美しく仕上げるデザイン力
- PowerPointで編集可能なPPTXファイルを出力する互換性
以前は原稿がスライドに収まりきらなかったり、逆に省略しすぎたり、見た目が美しいとは言えなかった。PowerPointとの互換性も低かった。しかし2026年1月現在、かなり改善して実用レベルになりつつある。
【スライド作成の実力比較】9つの生成AIツールどれが良い?
今回は以下の9つの生成AIサービスで検証した。汎用の生成AIとして、ChatGPT GPT-5.2とGPT-5.2 Pro、Claude Opus 4.5、Gemini 3 Pro、Grok 4.1。汎用AIエージェントとして、Manus、ChatGPT Atlas、Microsoft Copilot。ビジネス文書作成に強いAIエージェントとしてGensparkとFeloだ。
題材は2種類用意した。1つ目は「社内AIチャットボット導入」をテーマにした5枚分の原稿のスライド化。2つ目は架空の越境EC企業「Otaku Port」の事業拡大提案書の作成で、Deep Researchでネット調査を行いながら社内の売上データCSVも分析し、13枚分のスライドを作成するというエージェント的なタスクだ。
【比較(1)】スライド5枚分の出来栄えは…?
「社内AIチャットボット導入」の5枚スライド作成では、すべてのサービスが一応スライドを作成できたが、そのクオリティには大きな差があった。ChatGPTおよびChatGPT専用ブラウザ(AIエージェント)のAtlasは、単に文字を詰め込んだだけのスライドで、実用にはほど遠かった。2025年12月時点ではChatGPTは日本語を扱えなかったのが、扱えるようになったがまだ発展途上だ。ChatGPT Atrasは、以前はタブでPowerPoint Onlineを開いて操作しスライドを作成した。しかし、今回はWeb版のChatGPTと同じ結果となった。これは今後変わるかもしれない。一方、GPT-5.2 Proは非常に時間がかかったが、一応合格レベルのPPTXを一発で生成した。ただデザインセンスはいまいちだった。
ClaudeはHTMLでスライドを作成してからPowerPointに変換した。微妙なレイアウトずれが1つあったが、手動で直すことができた。以前はHTMLスライドしか作れなかったが、2025年秋に実装されたスキル機能でPPTX変換が可能になった。Claudeはデザイン能力が高いので、これはうれしい進化だ。
Geminiは「Canvas」機能を指定するとスライドを作ってくれる。これもHTMLでスライドを作成するが、Googleスライドにエクスポートできるのが強みだ。Googleスライド上で編集・調整が可能で、PPTX形式でのダウンロードもできる。こちらもチャート内にずれが1つあったがチャットで指示して修正できた。注意点としてはスライド作成時に「HTMLで」と指定しないとJavaScript系のTSX形式で作成する。TSX形式の場合はAIに細かく場所を指定して修正を依頼できるが、現時点ではGoogle スライドにエクスポートできなかった。
Metaに買収されて話題となったManusはPPTX生成機能を内部に持っており、ビジュアル性の高いスライドのダウンロードリンクを素早く提供した。
GensparkとFeloは非常にレベルの高いスライドを作成した。どちらも修正が必要な箇所はあったが、AIへの指示や手動修正で対応できたため、100点に近いレベルだ。 【次ページ】【実践②】事業拡大提案書は作成できる?
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