- 2026/01/31 掲載
「特別なスキルないと起業はムリ」は勘違い──40代会社員が持っていた“最強の武器”(3/3)
サラリーマン経験はムダどころか、実は“最強の武器”
「菅原さんは、もともと建設会社でプロジェクト管理をされていたから、計画書作りはお手の物だったんですよね」時々こう言われることがあります。
その通りです。
そして、これこそが、私があなたに伝えたいメッセージの1つです。
あなたのサラリーマン経験は、決してムダにはならない。
それどころか、起業における最強の武器になる。
多くの人が、「自分には起業なんて無理だ」と考える理由の1つが、「特別なスキルがない」という思い込みです。しかし、それは大きな勘違いです。
会社員時代、私は数々のプロジェクトの実行予算を管理していました。
受注した金額の中から、いかにして利益を捻出するか。
材料費、人件費、外注費、諸経費。あらゆるコストを細かく計算し、予算内に収め、プロジェクトを成功に導く。
そのための計画書を、来る日も来る日も作成していたのです。
当時は、「また面倒な書類を作らなきゃいけない」と思ったこともありました。
まさかこの経験が、後に私の大きな武器になるなんて、思いもしませんでした。
どういうことかというと、私が金融機関から融資を受けるために事業計画書を作成したときのこと。
その作業は、私が会社員時代に嫌というほどやってきた実行予算書の作成と、本質的に何ら変わらない、私にとって慣れ親しんだものだったのです。
たしかに私は、飲食業界での経験はゼロ。
しかし、事業計画を立て、予算を管理するというスキルは、20年間の会社員生活で、私の身体に深く刻み込まれていたのです。
さらに、会社員時代に培ったコミュニケーション能力も、起業後に大いに役立ちました。
取引先との交渉、スタッフとの面談、銀行との折衝。
すべて、会社員時代に経験していたことの応用でした。
あなたも、ぜひ一度、ご自身の仕事を棚卸ししてみてください。
営業であれば、交渉術やプレゼンテーション能力。
経理であれば、財務分析能力。
人事であれば、採用や組織構築のノウハウ。
製造業であれば、品質管理や効率化のスキル。
一見、起業とは関係ないように思える仕事の中に、必ず応用可能なスキルが眠っているはずです。
重要なのは、それらのスキルを単なる作業として捉えるのではなく、ビジネスの基礎体力として意識することです。
サラリーマン経験は、起業するための遠回りではありません。それは、あなただけの武器を磨くための、かけがえのない修練期間なのです。
起業の準備に入る前に…まず把握すべき3つの重要な要素
本格的な準備に入る前に、まず自分の「現在地」を把握することが重要です。漠然とした不安を解消し、具体的な計画を立てるために、以下の3つの要素について、紙に書き出して整理してみましょう。
1.あなたの「武器」は何か?(自分の強み)
これまでのキャリアで、あなたが他の人より少しでも得意なことは何ですか?
「計画書を作るのが得意」「人と話すのが好き」「数字に強い」「細かい作業が苦にならない」「体力には自信がある」など、どんな些細なことでも構いません。
それが、あなたのビジネスの核となる「競合優位性」に繋がる可能性があります。
2.軍資金はいくらか?(資金)
現時点で、あなたが事業のために使える自己資金はいくらありますか?
また、万が一事業がうまくいかなかった場合、どれくらいの期間、生活を維持できますか?
3.誰に相談できるか?(人脈)
あなたの周りに、起業について相談できる人はいますか?
先に起業した友人、取引先の社長、あるいは専門家(税理士、中小企業診断士など)。
1人で抱え込まず、頼れる人をリストアップしておきましょう。
彼らの存在は、精神的な支えになるだけでなく、貴重な情報源にもなります。
この3つを明確にするだけで、あなたの起業準備は大きく前進するはずです。
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