- 2026/08/08 14:00 掲載
Meta コーディングエージェント「Muse Code」公開、新モデル「Muse Spark 1.2」搭載
ターミナル上で動作、大規模かつ長時間の開発作業を自律的に実行
これにより、情報の重複収集を排除し、複数工程にまたがる複雑なタスクにおける処理の遅延と開発者の介入頻度を低減している 。さらに、実行中のモデル呼び出し、ツールの操作、編集履歴などはすべてローカル環境のイベントログとして記録される。この仕組みによりシステムの実行状態が正確に保存され、予期せぬクラッシュが発生した場合でも直前の状態から安全に作業を再開することが可能となっている。また、タスクを計画化する「/plan」、計画の耐久性をテストする「/grill」、指定された目標の達成を目指す「/goal」といった開発工程を補助する機能があらかじめ組み込まれている。
Muse Codeの駆動エンジンとして同時に発表されたAIモデル「Muse Spark 1.2」は、100万トークンという広大なコンテキストウィンドウを備え、大規模なコードベースの処理や長期間にわたる継続的な開発作業に対応する 。MetaはMuse Spark 1.2をMuse Codeの動作環境に合わせて共同で訓練しており、初回の回答精度の向上やツール呼び出しの信頼性改善を実現した。長時間の自律的な作業能力を検証する実証実験として、NVIDIA Hopperアーキテクチャ向けGPUカーネルの最適化が行われた。
この実験において、Muse Spark 1.2はコードの作成、コンパイル、性能プロファイリング、修正という開発サイクルを自律的に回し、最長24時間の間に1000回以上のツール操作を実行して基準となる実装からの性能向上を達成している 。 今回の発表により、MetaはAnthropicのClaude CodeやOpenAIのCodexといった競合他社のコーディングエージェント市場に本格的に参入する形となった。Muse Spark 1.2はMuse Code内での利用に加え、Meta Model APIを通じても開発者向けに提供されている。
Metaは利用企業に対して、標準的な料金体系のほかに「コントリビューター層」と呼ばれる低価格の利用プランを設けている 。このプランは入力100万トークンあたり0.10ドル、出力100万トークンあたり0.20ドルで提供され、自社のシステム開発コストの削減を検討する企業にとって競合他社と比較した場合の導入における選択肢となる。
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