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- 2026/10/31 04:45 掲載
グーグル、宇宙のTPUが初めて「しゃべった」…Gemma 4が俳句を返した、次の難関とは?
試作衛星は10月1日に打ち上げられた。グーグルが衛星運用会社のプラネットと共同で開発し、スペースXの相乗り打ち上げ「Transporter-18」で軌道に投入したという。
打ち上げ後、グーグルは数週間をかけて初期動作確認(コミッショニング)を進めた。衛星のホストやTPUトレイの起動、初期の機械学習テストなどを重ね、今週、「Hello World」と位置づけるマイルストーンに到達した。データセンター級のTPUによる、軌道上で初のAI応答だという。
具体的には、地上局との通信の機会を使い、衛星に搭載した生成AIモデル「Gemma 4」へ俳句の生成を依頼した。衛星がノルウェー領のスヴァールバル諸島の上空を通過する際に、生成結果が地上へ送られた。俳句は、青い玉のように見える地球、静かに流れるデータ、星の光が「コア」に力を与える様子を詠んだ内容という。
このあとも、宇宙をテーマにした五行詩(リメリック)や、搭載機器の状態を報告させるテレメトリ関連の指示を試したという。軌道上のTPUが実際にAIモデルを動かし、その出力を地上で確認できたことになる。
Project Suncatcherは、AIの計算を担うTPUを衛星に載せて宇宙で動かす研究プロジェクトだ。今回の試作衛星では、宇宙の環境でTPUが実用的に動作するかを実地で確かめている。
グーグルは今後、熱ストレスや放射線にさらされた状態でのTPUの性能を評価する試験を続ける。次のマイルストーンとして、2027年に相互接続した2基の衛星の打ち上げを目指している。
では、宇宙のAI争奪戦で、グーグルの試作衛星はライバルの中でどの位置にいるのか。背景には、競合各社が相次いで打ち出した大型計画と、グーグル自身が語る実用化までの時間軸がある。
・スペースXもエヌビディアも参戦、宇宙AI各社の現在地を比較
・TPU4基が挑む「15分で休む」宇宙の過酷な運用
・グーグル幹部が語る、宇宙データセンターの時間軸
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