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- 2026/11/06 09:14 掲載
悪意のあるVMが他VMのメモリを読み書き、Xenに「回避策なし」の脆弱性2件 AIが発見
脆弱性の識別番号は「CVE-2026-102703」と「CVE-2026-102704」。件名は「グラントコピー経由の任意の読み書き」で、VM間でデータをコピーする「グラントコピー」の処理に原因がある。Xenは性能を高めるため、同じメモリページ内の隣り合う範囲を連続してコピーする際に、検証済みの内部情報を再利用している。ただ、この情報を再検証する条件が一部で正しくなかったという。
影響を受けるのはXen 4.6以降の全バージョンで、4.5以前は影響を受けない。Xen Projectは「既知の回避策はない」としている。修正パッチは、開発版のxen-unstableからXen 4.19系向けと、Xen 4.18系から4.17系向けの2系統が用意された。いずれも2本1組のパッチで、リリース済みの版向けのパッチは安定版ブランチの最新に当てる前提で作られており、最新のリリース版にそのまま適用できない場合があるという。下流の配布元には、安定版の最新へ更新してから適用するよう促している。
今回の問題を見つけたのは、アンソロピックだ。AIモデル「Claude」を使って発見し、Ada LogicsのStephan Lipp氏が検証した。その後、CodeAnt AI Security Research Teamも同じ問題を独立して報告したという。
セキュリティ情報には、攻撃での悪用に関する記載はない。現時点で悪用は確認されていない。
では、今回のパッチはどのバージョンまでを救い、どこから先が取り残されるのか。Xen本体だけでなく、XCP-ngやQubes OS、Debianといった下流の修正状況にも、すでに差が出ている。
・パッチのないXen 4.6~4.16、サポート切れの版も
・XCP-ng、Qubes OS、Debianで割れた修正状況
・2件の欠陥はどこで生まれたのか、7月の脆弱性との関係
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