ICカード学生証の普及は進むものの、従来、ICカード学生証で出席管理をするには、出席管理専用のカードリーダが必要だった。そのため、出席管理を行うためだけにカードリーダを教室の壁に備え付ける設置工事を行うか、ポータブル型カードリーダを教職員が講義のたびに携帯する必要があった。

　今回、学生の携帯電話で出席確認ができるKMSIの「アカデミアCRV」の機能と、教職員の携帯電話をICカードリーダ端末として利用し、ICカード学生証を読み取り出席確認ができるコスモ・サイエンティフィック・システムの「先生ケータイ」の機能を連携し、出席管理を支援する。

　出席管理機能のほか、小テスト機能、アンケート機能、質問や意見の受付け機能、学生へのお知らせ機能などが備わっている。

　両社によれば、ICカード学生証と教職員の携帯電話、学生の携帯電話を連携させたサービスは日本初の事例となるという。

　同サービスのパッケージ価格は200万円（税抜）から。KMSIとコスモ・サイエンティフィック・システムは今後3年間で売上3億円を目指す。