富士通ビー・エス・シーは8日、同社が開発・販売する課金パッケージ「BillingSaver」の課金エンジンを、「従量課金 onクラウド」として、2011年1月より販売・提供を開始すると発表した。
富士通ビー・エス・シーは、同社が開発・販売する課金パッケージ「BillingSaver(ビリングセーバー)」の課金エンジンを、「従量課金 onクラウド」として、2011年1月より販売・提供を開始する。
従量課金 on クラウドは、複雑な料金体系に対応する課金計算システムを、業種を問わず、簡単・低コストで利用できるSaaS型サービス。近年、クラウドやスマートフォンなどの普及によるデジタルコンテンツやサービスの多様化により、従量課金のニーズが高まってきているという。一方で、定額課金に比べ複雑でさまざまな課金パターンがある従量課金計算は、独自にシステム構築をした場合、投資費用は高価となる上、汎用性に欠けるという問題があった。
こうした状況を踏まえ、同社は大手通信キャリアや情報メディア、SaaS事業者など、さまざまな業種に導入実績を持つBillingSaverの課金エンジンを、クラウドサービスとして提供することを決定。ユーザーは、今まで以上に柔軟で高度なプライス戦略を、スピーディかつ低コストで実現できるという。
初期費用は1企業あたり5万円、月額基本料金は2.8万円、月額利用料金は従量課金算出額の1%となる。販売開始後1年間で12企業、3年累計で36企業の販売を目指すとしている。