経常収支は、輸出入の集計である「貿易収支」、日本企業が外国で得た収益から外国企業が日本国内で得た利益を引いた「所得収支」、開発途上国への経済援助などの「経常移転収支」、日本人が海外旅行などで使われた額の集計「サービス収支」を合計したもの。

　今回、貿易収支とサービス収支を合計した貿易・サービス収支が7,002億円と前年同月比マイナス8,906億円で赤字に転化した。

　一方で所得収支は9,340億円の黒字で、前年同月比1,077億円、13％増となった。

　その結果、経常収支は9か月連続マイナスとなる1,385億円で前年同期比85.5％のマイナスを記録し、リーマンショックが起きた2009年1月以来の水準になった。