今回、不正アクセスされた情報は、国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」の運用準備に使われる参考情報と、「きぼう」運用関係者の複数のメーリングリストという。
4月18日に当該サーバの通信記録の定期確認を行ったところ、不審なIPアドレスからのアクセス記録が見つかったという。このため、当該サーバをネットワークから切り離し、状況を調査したところ、4月17日深夜に当該サーバへ不正なアクセスがあったことが判明した。現在、原因および影響などについては調査を行っているところという。
なお、今回アクセスされた情報は、「きぼう」の運用に直接使われるものではなく、運用に支障を来すものではないことが確認されている。
JAXAでは、2012年11月にも新型ロケット「イプシロンロケット」の仕様や運用に関わる情報が保存されているPCがウイルスに感染し、情報流出の懸念があるとの
発表を行ったばかり。再発防止に取り組んでいるところだった。