- 2013/10/25 掲載
SAPとSASが戦略的提携、SAP HANAとSASのアナリティクス連携強化
SASとSAPの提携により、統合されたプラットフォームを活用することで、データの移動、重複、あるいは調整などの作業を削減できるという。またインメモリ上での超並列分散処理が可能になり、従来は不可能だった新たなビッグデータ・ソリューションが提供できる、としている。
米調査会社IDCのWorldwide Software and Services, Research担当シニア・バイスプレジデントであるヘンリー・モリス氏は、「アドバンスド・アナリティクスのマーケット・リーダーであるSASがSAPと提携したことにより、データの移動の削減や、意思決定の迅速化を通じてビッグデータとアナリティクス関連の作業が簡素化されます。データベースに分析モデルを埋め込む方が、データをデータベースから分析モデルへ移動させるよりはるかに効率的です。今回の提携により両社のソリューションを利用するお客さまには大きな価値がもたらされると期待しています」と述べている。
SAP AGの共同CEOでありエグゼクティブボード・メンバーであるビル・マクダーモット氏は、「SAP HANAプラットフォームとSASのアドバンスド・アナリティクス・アプリケーションの強力な組み合わせは、両社が共通のお客さまへの提供を計画しているイノベーションの第一弾となります。両社には共同で提供できる強力な能力と、それを活用することのできる無限の機会が存在します」とのコメントを発表。
SASのCEOであるジム・グッドナイト氏も、「SASとSAPは、企業が常に対応を強いられる膨大な量の情報を処理し、そこから意味のある情報を引き出すことを支援しています。両社が共同で持つノウハウと製品は、お客さまが高度なデータ分析をデータベース外ではなくその中で実行し、分析のパワーを通じてビジネス結果を得ると共に、それに基づく行動を起こすことを支援します」との声明を出している。
関連コンテンツ
PR
PR
PR