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  • 2019/03/14 掲載

たった4名のIT部門でも社内で“頼られる存在”になる方法

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独自の製品作りとユニークなキャンペーンでファンを増やし続けているヤッホーブルーイング。そんな同社の急成長を支えるIT施策について、IT部門の責任者を務める木村壮氏はどんなことに注力しているのか。「顧客目線のIT部門」をいかに作るか、について聞いた前編に続き、後編では「小人数で多くのプロジェクトを進めるコツ」「IT部門のトップに求められる資質」「IT部門が事業部門がうまく連携するには」などを聞いた。

聞き手・構成:ビジネス+IT編集部 山田竜司

聞き手・構成:ビジネス+IT編集部 山田竜司

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同社が開催する5000人規模のファンイベント「超宴」。「投資対効果」をどのようにみているのか
(出典:ヤッホーブルーイングWebサイト)

小人数で多くのプロジェクトを進めるコツ

──少ない人数で多くのプロジェクトを同時並行で進めるための秘訣は何かありますか?

木村氏:わずか4人のメンバーで、他の17の事業ユニットから寄せられる相談に応えるためには、すべてをIT部門だけで担おうとしても無理があります。

 したがって、協力会社の方の力を借りながら、自分たちがやるべき部分と、協力会社へお願いする部分とをうまく切り分けて仕事を進めていくよう心掛けています。

 また、少ない人数で多くのプロジェクトを遂行するには、どうしても個々人のプロジェクトマネジメントスキルが重要になってきます。

 そこで、メンバー1人ひとりの経験や資質を鑑みながらうまく仕事を割り振り、OJTを通じてプロジェクトマネジメントスキルを効率的に身に付けてもらえるよう配慮しています。

──ちなみにIT投資に対する費用対効果についてはどのように評価されていますか?

木村氏:先ほど申し上げた「守りのIT」の分野については、生産性向上や人件費削減などの指標を通じて、短期的な投資対効果を評価しやすい分野です。一方、「攻めのIT」に関しては短期的に費用対効果が得られなかったといって拙速に評価を下すことは避けるようにしています。

 先ほどの顧客管理システムの例もそうですが、「攻めのIT」の施策の多くは中長期的な収益アップや顧客ロイヤリティの向上、ブランド力強化などを目指したものです。

 「超宴」のような5000人規模のファンイベントも、投資対効果がすぐに出るものではないという認識が会社内で共通しており、「攻めのIT」の施策についても同じ考え方をしています。

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ヤッホーブルーイング 情報システムユニット ディレクター 木村 壮 氏が事業部の目線で仕事できる理由とは

IT部門のトップに求められる資質とは

──IT部門のトップに求められる資質とは、どのようなものだとお考えですか?

木村氏:IT部門に限らず、ビジネスリーダーに求められる資質としては、「ミッション、ビジョンをいかに明確に示せるか」が重要だと考えています。

 IT部門は社内のさまざまな部門から相談を受けますから、ときには「あちらを立てればこちらが立たず」という板挟み状態に陥りがちです。

 しかし、会社全体の方針を踏まえた上でIT部門としてのミッションやビジョンが明確になっていれば、迷った際に原点に立ち戻ることができ、迷いはなくなると思います。

 その一方で、やはり他部門と密接に連携しないと物事をスムーズに運べません。普段から密にコミュニケーションを取るよう心掛け、「IT部門に相談したら対応してもらえる」という、相談してもらいやすい雰囲気作りも重要だと思っています。

 芯は通しつつ、気軽に相談してもらえるようなリーダーというのが個人的な理想です。

【次ページ】「技術ありき」ではないビジネス全体に寄与するIT施策の提案を

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