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  • 2019/03/18

ビジネスパーソンのための「プロジェクトマネジメント入門」

ビジネスでは、未知への対処を求められる場面が多い。新規事業の立ち上げ、突然のトラブル対応などがよい例だ。こうした一つ一つの事象をプロジェクトと捉えれば、もはやそのマネジメント(=プロジェクトマネジメント)は現代のビジネスパーソンにとって必須のスキルと言ってよい。一方で、現場で培った我流のプロジェクトマネジメントに不安を覚えている人も多いのではないか。そこで今回は「プロジェクトマネジメント」の入門編を解説したい。

プロジェクト進行支援家 後藤洋平

プロジェクト進行支援家 後藤洋平

予定通りに進まないプロジェクトを“前に”進めるための理論「プロジェクト工学」提唱者。HRビジネス向けSaaSのカスタマーサクセスに取り組むかたわら、オピニオン発信、ワークショップ、セミナー等の活動を精力的に行っている。大小あわせて100を超えるプロジェクトの経験を踏まえつつ、設計学、軍事学、認知科学、マネジメント理論などさまざまな学問領域を参照し、研鑽を積んでいる。自らに課しているミッションは「世界で一番わかりやすくて、実際に使えるプロジェクト推進フレームワーク」を構築すること。 1982年大阪府生まれ。2006年東京大学工学部システム創成学科卒。最新著書「予定通り進まないプロジェクトの進め方(宣伝会議)」が好評発売中。 プロフィール:https://peraichi.com/landing_pages/view/yoheigoto

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プロジェクトにおける3つの魔物


プロジェクトマネジメントとは

 プロジェクトマネジメントとは、「プロジェクトが解くべき問題を定式化し、関係者との間に意思疎通をすること」だ。発生している課題を整理整頓し、仕事が前に進む“流れ”を生み出すこと、ともいえる。

 企業の購買活動では、「あらかじめ指定していた仕様、数量、金額、納期の通りにものが届く」のは当たりだ。しかし、未知の要素が多いプロジェクトではそうはいかない。希望に満ちて着手されたものが頓挫して、訴訟に発展してしまうということも珍しくはない。だからこそ、プロジェクトマネジメントに責任を持つプロジェクトマネージャーが必要になる。

プロジェクトを狂わせる3種の魔物

 ではそもそもどうしてプロジェクトというものは予定通りに進まないのか。原因は、プロジェクトにおける「目標」「制約条件」「リソース」の3つの魔物が時々刻々と変化していくということにある。

 「目標が変化する」なんて変だ、と思われるかもしれないが、新しい技術やニーズに対応するプロジェクトの場合、事前に「Aを使ったらBが実現できるだろう」と思っていたことが、導入してみたら意外とそうでもなかった、ということは頻繁にある。結果、当初立てた目標を修正する必要に迫られる。

 ITプロジェクトに限らず、新規事業プロジェクトにおいても「ピボット」という言葉もある通り、方針や目標の変更はあって当たり前の話だ。そのなかで当然、制約条件も活用できるリソースも、前提条件がどんどん変わっていく。

 しかし多くの人がかかわるプロジェクトになればなるほど、時々刻々とした変化は強いストレスを発生させる。昨日の話と今日の話が違ってしまったら、一体なにを信じて1つひとつのタスクを進めていくべきなのか、わからなくなる。

【次ページ】誤解に満ちたプロジェクトマネジメントの「目的」と「手段」

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