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  • 2019/07/12

見据えるのは5年後、従業員全員を「データ人材」にするには今何をすべきか

連載:実践!AIドリブンな組織を作る5ステップ

AI活用の基礎となる、社内でのデータ活用の準備とリテラシー向上について説明してきた本連載。最終回となる今回は、データ分析・AI活用サービス企業mynet.aiで行った従業員向けのデータリテラシー向上の施策と、導入後に社内で起きた変化について、自社の例を用いて紹介しよう。

mynet.ai COO 中元 正也、CTO 野濱 哲也、CEO 梅野 真也

mynet.ai COO 中元 正也、CTO 野濱 哲也、CEO 梅野 真也

mynet.ai
マイネットグループの1社で、データ分析・AI(人工知能)活用サービスを提供するテクノロジーベンチャー。オンライン社会の”自動運転”により、その社会にいる人たちがより幸せになるサービスを生み出していくことを目指している。

マイネットグループ
コミュニティの永続発展をミッションに掲げる「オンライン時代の100年企業」。現在は国内最大数のオンラインゲーム運営を行うゲームサービス事業を主に営んでいる。多数のゲーム運営で蓄積されたビッグデータに基づくノウハウやAI基盤を活用することで、ユーザーの皆さまが長くワクワクできる「10年空間」の実現を目指している。運営ゲームタイトル数38タイトル(2019年3月時点)。

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どのようなステップを踏めば、社員全員が“データドリブン”になるのだろうか

(Photo/Getty Images)

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従業員総「AI人材」化を目指して

 当社では、2020年に従業員650人総AI人材化を目標に掲げ、研修やプログラムを推進している。

 ここでいう総AI人材化とは、全員がデータサイエンティストになることを目指すのではなく、データドリブンで仕事ができることを指す。

 もちろん、データドリブンの次の段階として、機械学習を仕事に使えること、さらに次の段階ではAIサービスを作ることができるといったようにピラミッド構造になっているが、これを実現するためには全員がデータに基づいた意思決定や業務ができることが土台になる。

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総AI人材化のピラミッド

 この目標を達成する上でDomoのようなデータドリブンプラットフォーム(データ基盤)は重要なツールであり、当社ではそれを活用できるようになるためのトレーニング、研修を充実させている。

データ活用人材を育てるためのトレーニング例

 では弊社で実際に行っているトレーニングの例を紹介していこう。

・プラットフォーム導入時のトレーニング
 新規導入時に、部署ごとにデータドリブンプラットフォームの使い方、指標の見方、ほかのチームの活用事例を紹介している。

・初回アクセス時にチャートの説明を表示する
 データドリブンプラットフォームのダッシュボードにアクセスすると、その人に必要なチャートが並んで表示されるようになっているが、それだけでは活用方法がわからないという課題があった。

 そこで、初回アクセス時のみ、ファーストビューにグラフの目的や見方をチュートリアルとして表示するようにした。

・社内研修制度
 当社には、「マイネットグロース大学」という教育制度があり、従業員は誰でもさまざまな講座を受講できる。この「グロース大学」では、異動や中途採用などで新規導入時のトレーニングが受講できなかった人に向けて、月1回同内容のトレーニングも実施している。さらに、チャートを自分で作りたいという要望に応えるため、中級者向けハンズオンの講座も開催している。

・アップデート説明会
 新指標を導入した時など何かしらのアップデートがあった際、その内容を説明する場を設ける。同時に不具合の報告、サポートなどにも対応する。

・部署内勉強会
 データサイエンティストのチーム向けにデータドリブンプラットフォームの講習会を開催。

 なお前回までの記事でもご紹介したが、こうしたトレーニングに先んじて、マネージャー、チームリーダー向けに、予算策定や部署内の定例会や報告で使えるチャートを用意し、活用を促している。

 これは現場にデータドリブンプラットフォームを頒布する前に上司が使っているという状態を作り出すためである。上司が使っていれば、部下もついてくる。上司の活用が進まなければ、部下も活用しなくなることは、意識しておくとよいだろう。

【次ページ】データドリブンプラットフォーム構築により起こった変化

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