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  • 2021/02/24

【今日からできる】テレワークのマネジメント「3つのポイント」

テレワークに慣れてきた人も多い中、「相手が今何をしていて、どう思っているかわからない」という不安の声も増加している。春からの新組織がオンラインでスタートする企業も多いだろう。今回は、テレワークで大切なマネジメントの基本的な考え方やメンバーの習熟度別のマネジメント方法など、今日から始められる実践的なノウハウを伝授する。

小澤 美佳

小澤 美佳

新卒でリクルート入社。採用領域の営業、営業マネージャーを経て、リクナビ副編集長として数多くの大学で講演実施。中米ベリーズへ単身移住・起業。その後、ニットに入社し、営業・人事を経て、広報。オンラインファシリテーターとしても活動中。

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テレワーク下でマネジメントに悩むすべてのリーダーへ
(Photo/Getty Images)


テレワークは想像以上に「周囲からの評価」が気になる

 新型コロナウイルスの感染拡大により、テレワークに舵をきる企業が増加した。通勤時間が短縮され、自分のペースで仕事ができるなどのメリットもあるが、テレワークへの不安を抱えている人も多いのが現状である。

 パーソル総合研究所の調査では、テレワークの不安として「非対面のやり取りは相手の気持ちが分かりにくく不安」「上司から公平・公正に評価してもらえるか不安」「上司や同僚から仕事をサボっていると思われていないか不安」がトップ3に入る結果となった。

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パーソル総合研究所が2020年11月18日~11月23日に実施したテレワークの実態調査。テレワークの不安は全体的に減少傾向ではあるが、キャリア関連の不安は横ばい傾向にある
(出典:パーソル総合研究所)

 相手の表情や様子が分かっていた出社時とは違い、相手が今何をしているか、どのような状態かコミュニケーションをとらないと分からないのがテレワークだ。つまり、出社時とテレワーク時のマネジメントは異なるということを頭に入れておかなければいけない。今回は3つのポイントで具体的なマネジメント方法をお伝えする。

ポイント1:マネージャーの心構え3カ条

 テレワークを行う上で必要なマネージャーの心構えは3つある。

テレワーク下のマネージャーの心構え3カ条
  1. 1)「オンラインでなんでもできる」と思い込む
  2. 2)「仕事をしている」という性善説をもつ
  3. 3)オフィス以上に「認める姿勢」を持ち、信頼関係構築のための努力をする

 それぞれ詳しく見ていこう。

1)「オンラインでなんでもできる」と思い込む
 「対面で会ったことないけど、オンラインだけで信頼関係を作ることはできるのか」。こういった質問はよく耳にするが、これは「対面でマネジメントしていた時と比べているから」だ。400名全員がテレワークで働く当社では、面接・入社後の育成・事業運営もすべてオンラインで行っている。

 私も入社して2カ月間は、中米ベリーズに住んでいたので、遠隔からスタートすることになり不安だったが、実際に始まると特に業務への支障はなかった。そもそも、「テレワークでうまく仕事ができるのか」と不安になっているのはマネージャー(管理職)だけということが多いのだ。

2)「仕事をしている」という性善説をもつ
 テレワークになり、「本人任せだと、仕事をしているのか不安になる」という声もよく聞く。しかし、仕事をサボりがちな人は、オフィスでも家でも同じことだと私は思う。そのため、まずは「仕事をしている」と信じよう。

 そして、テレワークの場合は長時間労働の危険があることを念頭に置かねばならない。たとえば、移動時間というオンとオフの切り替えの時間がなくなったり、夜中まで物理的に働けるため、真面目なメンバーが働き過ぎで体調・メンタルを壊しやすいというケースも多いのだ。マネージャーは働く時間のマネジメントにも着目し、メンバーのケアをしよう。

3)オフィス以上に「認める姿勢」を持ち、信頼関係構築のための努力をする
 メンバーは上司のことを自分の想像以上に見ているものだ。発言や行動を敏感に察知している。特に、今回のコロナ禍のような有事の時こそマネージャーのスタンスが問われているといえよう。

 オフィスに出社して顔を合わせていたら、上司の表情や必死さも伝わるし、飲みニケーションによって想いを伝えたりメンバーの悩みに寄り添ったりもしやすい。しかし、オンラインではそれが難しい。

 そのため、大切なことは上司からメンバーへ歩み寄ることだ。メンバーを観察し、チャットなどで「昨日の商談、よくできていたな」「連絡してくれた情報、すごく勉強になった」など、「1日、1褒め」を心掛けて、オフィス以上に認める姿勢を持とう。

 自宅で自律的な仕事を促すためには、「信頼関係を構築して、メンバーのやる気を生み出す」ことが重要だ。

【次ページ】ポイント2:定量的な目標を設定する

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