記事 製造業界 自動車・産業機器メーカーが重視するテクノロジー、トップは「協調ロボット」「AGV」 自動車・産業機器メーカーが重視するテクノロジー、トップは「協調ロボット」「AGV」 2016/07/26 アクセンチュアの調査によると、自動車メーカーと産業機器メーカーの多くは自社の生産性向上の取り組みの一環として、AI(人工知能)や関連する機器などに投資する計画がある一方で、投資効果を得るために必要な対策を実施できていないことが明らかになった。
記事 製造業界 たばこメーカーの世界ランキング:海外攻めるJT、主戦場は「新興国」「電子」「大麻」 たばこメーカーの世界ランキング:海外攻めるJT、主戦場は「新興国」「電子」「大麻」 2016/07/21 今年6月、マイクロソフトが大麻(マリファナ)ビジネスを支援すると報じられ、大きな話題になった。日本では信じがたいが、欧州ではもともと一部の国で取引が制限されておらず、米国でも2014年から合法化を進める州が増えている(マイクロソフトの本拠地のワシントン州では大麻は合法)。この動きの影響をもろに受けるのが「たばこ産業」だろう。世界のたばこ産業をリードしてきたのは、インペリアル、フィリップ・モリス、日本たばこ産業(JT)といった日米欧の巨大たばこメーカーだ。しかし、健康志向の高まりや少子化などによって、先進国のたばこ市場は縮小傾向にある。そのため、日米欧メーカーはこぞって、M&Aなどをテコに経営規模を拡大している。
記事 製造業界 対談:IoTは「データをより多く集める」ための戦いだ 対談:IoTは「データをより多く集める」ための戦いだ 2016/07/20 デジタル化によって、製品の「利用」を起点に価値を生むというのが「インダストリー4.0」や「インダストリアル・インターネット」の本質だ。それは、あらゆる企業にとって、「モノ発想」から「アウトカム(成果)発想」への転換が急務であることを意味する。前編に続き、後編では、GEデジタル インダストリアル・インターネット推進本部長の新野 昭夫 氏と、アクセンチュア 執行役員 戦略コンサルティング本部 統括本部長の清水 新 氏に、インダストリー4.0、インダストリアル・インターネットがもたらす未来や、日本企業がどのように戦っていくべきかについて伺った(聞き手はフロンティアワン 代表取締役 鍋野 敬一郎氏とビジネス+IT 編集部 松尾慎司)。
記事 コンテンツ・エンタメ・文化芸能・スポーツ 九州の出版社版リアル「重版出来!」 芥川賞候補作品編集者の仕事の流儀とは 九州の出版社版リアル「重版出来!」 芥川賞候補作品編集者の仕事の流儀とは 2016/07/16 6月20日、第155回芥川賞の候補作が発表された。その中には、今村 夏子さんの「あひる」があった。同賞の結果は7月19日に発表される。「あひる」は福岡市の出版社、書肆侃侃房(しょしかんかんぼう)が発行した文学ムック「たべるのがおそい」創刊号に掲載されたもので、その担当編集者が田島安江さんだ。「たべるのがおそい」はすでに重版済み。三刷も間近だという。人気作を生み出す原動力はどこにあるのか? 出版不況と言われる中、精力的に本を作り続け、九州の文芸誌では20年ぶりとなる芥川賞候補作品「あひる」を世に出した田島さんに聞いた。
記事 金融業界 AI投資信託、成功のカギは「人間以上の運用成績」ではない AI投資信託、成功のカギは「人間以上の運用成績」ではない 2016/07/15 急速な進歩を遂げる人工知能(AI)は、金融商品を売買して利益をあげる資産運用の世界にも進出している。金融機関だけでなくネット企業まで参入を計画中で、2016年は「AI投資信託元年」になりそうな気配が漂う。しかし、投資信託が人工知能を利用することで一般投資家が受ける最大のメリットは、人間以上の運用成績をあげて、大きなリターンが期待できること、ではない。
記事 政府・官公庁・学校教育 佐賀県の教育情報流出、最先端システムでも「無線LAN」が甘かった 佐賀県の教育情報流出、最先端システムでも「無線LAN」が甘かった 2016/07/14 17歳の少年が佐賀県の教育ネットワークに侵入し、教育情報システムから佐賀県内高校に通う生徒の個人成績や評価情報などを盗み出していたという事件。最先端のシステムに侵入した未成年ハッカーの才能を評価する声もあるが、教育ネットワーク側の設定や運用に問題があり、それほどのスキルがなくても侵入可能な状態だったと分析する専門家も少なくない。教育ネットワーク側の問題のひとつが、無線LANのセキュリティ対策が不十分だったという指摘だ。
記事 医療業界 注目のインド「ヘルスケア」スタートアップ企業16社まとめ 注目のインド「ヘルスケア」スタートアップ企業16社まとめ 2016/07/13 インドではハイテクを駆使した新興企業が数多く登場して活況を呈している。前回の連載では、インドのヘルスケア産業がITを活用して、いっそう成長していく姿を紹介した。今回は、成長を彩る新顔勢力の活躍に光を当てるべく、エクシール・エフ・エー・コンサルティングが有望なインドヘルスケア業界の注目ITスタートアップ企業をセレクト、徹底解説する。
記事 製造業界 「自動運転車」でキーになる4つの技術はこれだ! 「自動運転車」でキーになる4つの技術はこれだ! 2016/07/08 人間の運転なしに自動に走行する「自動運転車」に注目が集まる。グーグルが目指すような「完全なる自動運転車」はいつ頃商業化のメドが立ち、それにより法規制の枠組みや、ビジネスモデルはどのように変わるのか。フロスト&サリバン モビリティ部門 シニアコンサルタントの森本 尚氏が、自動運転に関するマーケットのトレンドや、主要な自動車メーカーの取り組みについて解説する。
記事 コンテンツ・エンタメ・文化芸能・スポーツ 山本寛斎とオラクルが問う、「ITは人を幸せにするのか?」 山本寛斎とオラクルが問う、「ITは人を幸せにするのか?」 2016/07/04 日本オラクル(以下、オラクル)は6月30日、2017年度 戦略説明会を開催した。前半は2014年度から2016年度の同社のパフォーマンスの振り返りと今後の開催が説明され、後半では同社 取締役 代表執行役社長 兼 CEO 杉原 博茂氏とデザイナー/プロデューサーの山本 寛斎氏の対談が行われた。一見接点のない取り合わせだが、両者は山本氏が主催するイベント「日本元気プロジェクト 2016 スーパーエネルギー」で協力関係にある。オラクルと山本氏の協力の真意とは。
記事 製造業界 GEとアクセンチュアが対談、第4次産業革命がもたらす「カルチャーチェンジ」 GEとアクセンチュアが対談、第4次産業革命がもたらす「カルチャーチェンジ」 2016/06/24 ドイツが政策として提唱した「インダストリー4.0」に対し、米国ではGE(ゼネラル・エレクトリック)が中心となって「インダストリアル・インターネット」を掲げ、産業の革新に取り組んでいる。両者が意味する本質は、「マニュファクチャリング」あるいは「製造された製品の利用」を通じ、産業機器とIoTを融合させ「新たな価値」を創造する点で同じだ。今回は「インダストリアル・インターネット」の中心企業であるGEデジタル インダストリアル・インターネット推進本部長の新野 昭夫 氏と、アクセンチュア 執行役員 戦略コンサルティング本部 統括本部長の清水 新 氏にお話を伺った(聞き手はフロンティアワン 代表取締役 鍋野 敬一郎氏とビジネス+IT 編集部 松尾慎司)。
記事 流通・小売業界 うどんもラーメンもパンも「この夏」安くなる うどんもラーメンもパンも「この夏」安くなる 2016/06/24 麦茶、麦飯、麦わら帽子など、麦は日本人にもなじみがある穀物だが、世界的にみても重要な農産物。特にパンの原料になる小麦は世界の商品市場(コモディティ市場)で、主に家畜の飼料になるトウモロコシ、大豆と並ぶ重要な取引商品である。そのコモディティ市場で小麦価格は今、過去5年間で最も安い水準になっている。昨年、政府の小麦売渡価格が3.0%上昇すると夏にパンや麺類が一斉に値上がりしたが、その後、売渡価格はマイナス5.7%、マイナス7.1%と連続して下がった。この夏、小麦が原料の加工食品の価格はどうなるのだろうか。
記事 製造業界 スバルはなぜ「世界シェア1%」でも好調なのか? 「新型レガシィ」開発秘話に学ぶ スバルはなぜ「世界シェア1%」でも好調なのか? 「新型レガシィ」開発秘話に学ぶ 2016/06/23 来年4月から社名を「スバル」へと変更する富士重工業。4年連続で過去最高益を更新している同社だが、2015年5月時点において自動車販売台数の国内シェアは5%、世界シェアはわずか1%とけっして高い数字ではない。こうした状況の中でも「スバルが伸びている」と言われる理由はどこにあるのか。プロジェクト・リーダーを務めていた内田雅之氏が語った「新型レガシィ」の開発秘話から、好調の秘密をひもといてみたい。
記事 政府・官公庁・学校教育 地方自治体の公共施設は「もはや維持できない」 地方自治体の公共施設は「もはや維持できない」 2016/06/21 高度経済成長期に建設された公共施設が老朽化し、地方自治体の重荷となりつつある。このまま放置すれば維持管理費を自治体財政で支えきれないことも予想され、総務省は施設の解体、集約費用を調達する地方債を創設、後押しを始めた。釧路公立大経済学部の下山朗准教授(地方財政論)は「人口減少時代を迎え、公共施設の維持管理コストの増大は避けられないが、十分な対応ができている自治体は少ないのではないか」とみている。整理の先送りは子や孫の世代につけを回すことになるだけに、早急な対応が求められている。
記事 コンテンツ・エンタメ・文化芸能・スポーツ テンセントとはいかなる企業か? 時価22兆円、ゲーム世界一、WeChat11億人の脅威 テンセントとはいかなる企業か? 時価22兆円、ゲーム世界一、WeChat11億人の脅威 2016/06/20 1 ソフトバンクが、同社子会社のスーパーセル(Supercell)の売却を検討していると発表しました。その売却先として名前が挙がっている企業、それが中国の「テンセント(騰訊、Tencent)」です。日本ではまだあまり知られていませんが、同社は今や、ゲームの売上高でソニーやマイクロソフトを上回って世界トップ(NewZoo調査)。提供している複数のメッセンジャーのMAU(月間アクティブユーザー数)を単純合算すると11億人超(ちなみにFacebook Messengerが6億人、LINEが2.2億人)にのぼり、それを基盤にしたFinTech市場でも存在感を発揮しつつあります。同社の売上高は、日本の大手ゲームメーカーである任天堂と比べて、売上高で3倍、営業利益で17倍、時価総額は約10倍にもなります。今回、この「テンセント」を徹底解剖していきます。
記事 金融業界 ドケチな若者が喜ぶフィンテックは「貧テック」 マネーフォワード×FinTech協会対談 ドケチな若者が喜ぶフィンテックは「貧テック」 マネーフォワード×FinTech協会対談 2016/06/16 近年盛り上がりを見せる「FinTech(フィンテック)」。金融テクノロジー、仮想通貨や決済、資産運用、レンディングなど、その関連テーマも幅広いが、国内では海外と比べてスタートアップの参入が少ないとも言われている。2月に開催された「The Bridge Fes」では、日本における先駆的なフィンテック企業のマネーフォワードの取締役 瀧 俊雄氏と、スタートアップ企業をまとめるFinTech協会の代表理事 丸山 弘毅氏がゲストとして登壇し、国内におけるフィンテック企業の実情などについて語り合あった。
記事 製造業界 バルミューダの「扇風機」と「トースター」 なぜ高価格な家電が売れるのか バルミューダの「扇風機」と「トースター」 なぜ高価格な家電が売れるのか 2016/06/16 バルミューダといえば、斬新なアイデアの家電を世に送り出しているベンチャーだ。同社は、独自技術によって自然界の風を再現する扇風機や、最高の香りと食感を実現するトースターなどを発売し、高価格な家電にも関わらずヒットを続け、熱烈なファンを獲得している。バルミューダ創業者の寺尾玄 氏が「バルミューダの家電が売れる理由」と「ヒット家電を生み出すための理念」、さらには「次に売れる家電」について語った。
記事 製造業界 Mistletoe(ミスルトウ)孫 泰蔵 氏が指摘する、社会問題とIoTの「功罪」 Mistletoe(ミスルトウ)孫 泰蔵 氏が指摘する、社会問題とIoTの「功罪」 2016/06/15 あらゆるモノがインターネットにつながる「IoT」の時代には、社会に存在するさまざまな問題を解決できる可能性がある一方で、一歩間違えれば「ディストピア」になりかねないという危険性もある。ソフトバンクグループ会長の孫 正義氏の実弟である孫 泰蔵 氏は現在、未来で直面する社会問題を解決するスタートアップを育成する「Mistletoe(ミスルトウ)」を立ち上げ、さまざまなスタートアップを支援している。IoTの本質にある「プレディクティブ・アナリシス」と、自らが取り組む社会問題を解決するスタートアップ支援の仕組みについて、泰蔵氏が語った。
記事 医療業界 パナソニックはなぜ「介護事業」に本気なのか 3年で拠点10倍の大胆目標のワケ パナソニックはなぜ「介護事業」に本気なのか 3年で拠点10倍の大胆目標のワケ 2016/06/13 家電大手のパナソニックが「介護」を手がけているというと、イメージがわかないかもしれない。だが、2000年の介護保険制度発足より前、18年前の1998年に事業子会社を設立し、在宅介護、施設介護、介護用品・設備の開発・販売、介護ショップの運営などを行っている。4月1日には、4つの関連会社を統合して新会社「パナソニックエイジフリー」が発足。今後の売上目標は、2018年が750億円、2025年が2000億円で、倍々の高成長を期待して重点投資を始めている。
記事 政府・官公庁・学校教育 EdTech(エドテック)最新製品まとめ 東芝、日本HP、学研、富士通など9社レポート EdTech(エドテック)最新製品まとめ 東芝、日本HP、学研、富士通など9社レポート 2016/06/09 教育(Education)とテクノロジー(Technology)を融合させるEdTech(エドテック)が急速に立ち上がっている。子どものころからPCやタブレット、スマホを当たり前のように使っているデジタルネイティブ世代では、学習に関してもICTを違和感なく受け入れ、その効果は高いという。先ごろ東京ビッグサイトで開催された「教育ITソリューションEXPO」では、教育に活用できそうな先端のICT製品やデジタルコンテンツが数多く出展されていた。ここでは今回の展示会から、特に目を引いた製品やソリューションを中心に紹介していこう。
記事 医療業界 オムロンがトップを狙うインドヘルスケア産業、5年連続2ケタ成長見込みの秘密とは オムロンがトップを狙うインドヘルスケア産業、5年連続2ケタ成長見込みの秘密とは 2016/06/08 インドのヘルスケア分野では、ここ20年ほど、治療や自己ケアで健康状態を点検するための電子機器・設備の活用が目覚ましく伸びている。最新技術を用いた機器を活用すると、人間のカラダが発する多種多様のシグナルをトレースでき、体温、血流、血圧、呼吸等の重要情報を明らかにできる。こうして、継続的に自分でカラダを点検できるのだ。インドでも成長著しいヘルスケア分野のハイテク企業の今を、インドで活動するコンサルタントのガガン・パラシャーがリポートする。
記事 流通・小売業界 相次ぐ「地方百貨店」の閉店、地方は「もうダメ」なのか 相次ぐ「地方百貨店」の閉店、地方は「もうダメ」なのか 2016/06/08 岩手県花巻市のマルカン百貨店が、7日に閉店した。花巻市に限らず、全国で地方百貨店の閉店が後を絶たず、中心市街地の空洞化が深刻さを増している。地域の人口減少や郊外型ショッピングセンター、インターネット通信販売との競合などから、売り上げ減少に歯止めがかからないためだ。後継店が見当たらない地域では、苦肉の策として市役所などが入居し、にぎわいをとどめようとする動きもある。流通科学大商学部の向山雅夫教授(流通論)、中京大総合政策学部の坂田隆文教授(マーケティング論)とも「今後も百貨店冬の時代が続く」とみており、地方都市の苦境はさらに続きそうだ。
記事 製造業界 JFEスチールが基幹システム刷新へ 各製鉄所のDB統合、IoT活用で業務プロセス改革 JFEスチールが基幹システム刷新へ 各製鉄所のDB統合、IoT活用で業務プロセス改革 2016/06/07 JFEスチールは7日、製鉄所の製造に関わる製鉄所基幹システムを刷新すると発表した。今回の刷新で業務プロセスの全社統一化を行い、各製鉄所のデータベースを一元化することで業務効率の向上を図る。
記事 製造業界 独シーメンスの「Sinalytics」は、どのようにインダストリー4.0を実現するのか 独シーメンスの「Sinalytics」は、どのようにインダストリー4.0を実現するのか 2016/06/07 電力、ガスから再生可能エネルギー、鉄道、ヘルスケアまで幅広い領域でのソリューションを提供する独シーメンス。ドイツの政策でもある「インダストリー4.0」の主要プレイヤーでもある同社は、データ主導型サービスの基盤として、データ分析プラットフォーム「Sinalytics(シナリティクス)」を開発し、多様な機器の連携を可能にした。これにより同社はまったく新たなビジネスモデルを実現したという。これまで日本ではあまり触れられてこなかったSinalyticsの概要と仕組みについて、独シーメンス本国のリサーチトップであるMichal Skubacz氏が明らかにした。
記事 コンテンツ・エンタメ・文化芸能・スポーツ 存在増すゲーム「受託開発」企業、トーセ、エクストリーム、マイネットらに吹く追い風 存在増すゲーム「受託開発」企業、トーセ、エクストリーム、マイネットらに吹く追い風 2016/06/06 ソフトメーカーに代わってゲームソフトを企画・開発する受託開発の企業には、「影武者」に徹する企業もあれば、開発元として名前がオープンになっている企業、格闘技のような特定分野に特化した企業、自社ブランドのゲームを出している企業など、その個性はさまざまある。共通しているのは、ソフトメーカーの「パートナー」として、その存在の重要性がますます増していること。国内のゲーム市場規模の拡大にブレーキがかかり、一時は揃って好調だった業界大手各社の業績が強弱まちまちになる中で、受託開発企業の業績は比較的安定している。
記事 製造業界 鉄鋼業界の世界ランキング:再編が加速、新日鉄やJFEは欧米や中国に勝てるのか 鉄鋼業界の世界ランキング:再編が加速、新日鉄やJFEは欧米や中国に勝てるのか 2016/06/03 世界の鉄鋼業界には今、二つの大きな潮流がある。一つは欧米メーカーを軸にした合従連衡。国際的なM&Aを繰り返し、巨大化したアルセロール・ミタルはその代表だ。もう一つは新興国メーカーの目覚ましい成長だ。河鋼集団など中国勢が筆頭である。それらは、主として経営規模という“量”を追求する動きだ。しかし、新日鐵住金(以下、新日鉄住金)やJFEホールディングスら日本勢は、経営統合などによって量を追求しつつ、技術力という“質”も追求する二刀流を武器に、鉄鋼業界の「第三極」を目指して健闘している。
記事 製造業界 MBD(モデルベース開発)はもはや必然、ホンダ 大津啓司常務が語るその理由 MBD(モデルベース開発)はもはや必然、ホンダ 大津啓司常務が語るその理由 2016/06/03 自動車メーカーでは、いまやモデルベース開発(MBD)への取り組みが当たり前になっている。本田技術研究所 四輪R&Dセンター 常務執行役員 技術戦略担当の大津啓司氏は「開発効率が上がる、あるいは開発費が減るという理由で、我々はMBDに取り組んでいるわけではない。もはや必然としてMBDをやっている。やらなければ、競争力をキープできないからだ」と語る。大津常務は、なぜいまMBDが必然なのか、ホンダを取り巻くバックグラウンドとテクノロジーを踏まえながら、その理由について解説した。
記事 製造業界 米独が組んでも日本の製造業が孤立化しない理由とは?ハノーバーメッセ2016まとめ 米独が組んでも日本の製造業が孤立化しない理由とは?ハノーバーメッセ2016まとめ 2016/05/30 世界最大の見本市であるハノーバーメッセ2016が、2016年4月25日~29日にドイツのハノーバーで開催されました。今年のパートナーカントリーは米国で、24日のオープニングセレモニーではオバマ大統領とメルケル首相が演説し、両国がIoT/インダストリー4.0で積極的に連携することが表明されました(ちなみに2015年のパートナーカントリーはインドで、2017年はポーランドです)。4月25日には、2人でイベント会場の展示を見学する親密な様子が報道されています。このまま米独が組むと日本企業は孤立するのでしょうか?ハノーバメッセの要点とともに解説します。
記事 製造業界 「ホンダ流ワイガヤ」実践のコツと方法を、元ホンダ 本間 日義氏にインタビュー 「ホンダ流ワイガヤ」実践のコツと方法を、元ホンダ 本間 日義氏にインタビュー 2016/05/30 1 ネガティブな空気がうずまき、なかなかイノベーションを生み出せない現代の日本。その根本原因は、デフレで委縮する個人のマインドにあるという。『ホンダ流ワイガヤのすすめ』の著者である本間 日義氏は、主観、個の考えこそがイノベーションの出発点であるとして、それを集団で育んでいく「ワイガヤ」型の開発を提唱する。その実践方法とともに、本間氏の日本再生への思いを聞いた。
記事 製造業界 BMW、相乗りサービス「Scoop(スクープ)」に出資 MaaSへの出資合戦へ BMW、相乗りサービス「Scoop(スクープ)」に出資 MaaSへの出資合戦へ 2016/05/27 独大手自動車会社BMWは、子会社の投資会社BMW i Venturesを通じて、相乗りサービス「Scoop(スクープ)」を手がけるScoop Technologiesに出資したことが明らかになった。
記事 製造業界 トヨタ、新型自動運転実験車「Urban Teammate」を発表 トヨタ、新型自動運転実験車「Urban Teammate」を発表 2016/05/26 トヨタ自動車は26日、2016年5月26日から27日に開催される第42回先進国首脳会議(通称、伊勢志摩サミット)に、一般道での自動運転走行を目指し開発中の、新型自動運転実験車(Urban Teammate)を提供したと発表した。