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2007年03月13日

経営革新を支える日本のCIO

【CIOインタビュー】 「IT」はマーケティングツールとして極めて重要なツール

株式会社ケイブでは、ITをマーケティングツールとして重視している。そこには、「厳選されたコンテンツは長く愛用される」という信念がある。今回のCIOインタビューでは、株式会社ケイブの専務取締役兼CIO 高畠純一氏に話を聞いた。

【マネジメント】『CIOインタビュー』株式会社ケイブ 専務取締役兼CIO 高畠純一氏

株式会社ケイブ 専務取締役兼CIO 高畠純一氏


高畠 純一氏 (Junichi Takabatake)
株式会社ケイブ 専務取締役兼CIO

1987年に富士ゼロックス株式会社入社。
日本アスペクトコア株式会社、フリーランスの経営コンサルタントを経て、2003年12月に株式会社ケイブに経営参画。
2004年12月の大証ヘラクレス市場へのIPOに貢献。
社長補佐として、主にケイブグループ全体の経営戦略とIT戦略を担当。




ジャズからミニ四駆まで、厳選コンテンツを携帯電話向けに提供


 ケイブという会社を知っている人は、若者かゲーム通の人かも知れない。ケイブは、ゲームソフト開発会社として創業、「良質なエンターテイメントの創造により、ユーザーにとって豊かで魅力的な生活をプロデュースしていく」ことを理念に、デジタルコンテンツを核にした各種エンターテイメントサービスを提供してきている。これまでに制作したアーケードゲームやコンシューマーゲームなどはタイトー、コーエー、カプコンというビッグネームからも発売されているが、そのほとんどがケイブのオリジナルタイトルである。特に、シューティングゲーム分野においては、ケイブは知る人ぞ知るゲームメーカーであろう。

 現在の主力事業は、1999年のNTTドコモのiモードサービス開始時からおこなっている携帯電話会社の公式サイト向けインフォメーションプロバイダー(コンテンツプロバイダー)事業であり、企画から制作、システム開発、サービス配信までをすべて自社でおこなっている。現在、ケイブが強みとしている分野であるゲームをはじめとして、着信メロディ(着メロ)・着うた、待ち受け画像・待ち受けアプリ、占い・心理テスト、エンターテイメントバラエティ情報など、厳選したエンターテイメントコンテンツ20種類程を、国内3つの携帯電話会社(NTTドコモ、KDDI、ボーダフォン)向けに配信しており、一部のゲームコンテンツについてはYahooモバイルサイトや、北米と中国の携帯電話会社向けにも配信している。

 韓流スターの最新情報を届ける『韓流SBSエンタメ』や、ブルーノート・ニューヨークのレコードレーベル「ハーフノート」やジャズ専門誌「スイングジャーナル」とタイアップしたジャズ専門の着メロサイト『ハーフノート JAZZ』、ニューヨーク近代美術館「MoMA」とタイアップしたモダンアートの待ち受け画像サイト『MoMA ニューヨーク』など、特定のセグメント、特に20台後半から30代、40代、50代の、比較的中高年齢層をターゲットとして情報配信サービスを展開する。また、2005年11月には、模型メーカーのタミヤとタイアップした公式モバイルサイト『ミニ四駆TAMIYAワールド』をオープン、ミニ四駆の黄金期を知っている30代とその親子を取り込む。

 これらの携帯電話向けの「インフォメーションプロバイダー事業」と、創業以来からのアーケードゲームやオンラインゲームの企画・開発・制作をおこなう「ゲーム事業」、そしてモバイルサイトやPCサイトは基よりリアルショップ展開も進めている「コマース事業」の3つの柱の事業を、ケイブ本社と3つの子会社・関連会社(株式会社ケイブ・オンライン・エンターテイメント、ビーズマニア株式会社、ミニ四駆ネットワークス株式会社)によって展開している。あくまでも良質なエンターテイメントコンテンツの企画・開発にこだわり、使いやすいユーザーインターフェースの採用、そして最新のネットワークシステムやデータベースシステムに関する高い技術力が、ケイブの強みとなっている。

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