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  • 2023/12/27 掲載

Twitter買収で「困惑」、わかさ生活・ミツカン・AOKIらはXになってどう変わった?

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X(旧Twitter)の企業アカウントの広がりとともに、その運用を担う“中の人”が注目されつつある。中の人はユーザーとのコミュニケーションの矢面に立つ、各社の“顔”と呼べる存在だが、何を考えてメッセージを発信しているのか。また、マスク氏による買収で運用は何がどう変わったのか。わかさ生活とミツカン、AOKIの中の人がUser Local Customer Conference 2023で覆面座談会を行い、X運用に関するホンネを打ち明け合った。

執筆:フリーランスライター 阿部欽一

執筆:フリーランスライター 阿部欽一

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わかさ生活、ミツカン、AOKIの“中の人”

わかさ生活、ミツカン、AOKIの“中の人”紹介

 各社の中の人を簡単に紹介しよう。まず、わかさ生活の中の人(以下、わかさ生活)は、2020年に同社入社後、わずか3カ月で公式アカウントの運用を任され、以来、独自の運用法で各種メディアに何度も取り上げられる存在だ。2021年には、Webメディアのねとらぼによる「企業Xの中の人」人気ランキングで1位を受賞している。

 また、ミツカンの中の人(以下、ミツカン)はもともと同社デジタルマーケティング部のSNSチームに所属。CRM本部が新設されたことを受け、現在はSNSチームごと同本部に転籍し、ミツカンの公式アカウントなどの運用を任されている。

 AOKIの中の人(以下、AOKI)は同社入社後、店舗運営や新卒採用、広報などを経て、現在はWEB事業部のデジタルマーケティング課に所属。AOKIの公式アカウントの運用に携わっている。

“中の人”が語る「当社がXに力を入れるワケ」

 わかさ生活、ミツカン、AOKIらは、Xの「運用の目的」についてどう捉えているのだろうか(図1)。

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図1:Xの運用の主な目的として「ファンづくり」と「自社(ブランド)の認知向上」が挙げられた。KPIに用いているのはエンゲージメント数とインプレッション数だ

 この点について、わかさ生活は「企業の認知向上とファンづくり」を挙げる。

「Xでは一方的な宣伝は求められていません。その中で目に悩みを感じた際に思い出してもらえるよう、結果的にユニークな投稿が多くなっています。ファンが増えれば売り上げもおのずと上がるはずです」(わかさ生活)

 ミツカンの狙いも同様だ。力を入れているのが投稿による消費者とのコミュニケーションの活性化であり、努力のかいもあってエンゲージメント数は以前の倍以上になっているという。投稿内容については売り上げや認知度などをあまり意識せず、生活者に有益な情報を届けることに力を入れているそうだ。

 対してAOKIは、春の新生活やクールビズなど、季節ごとの新商品やコーディネイトの提案に積極的に取り組むなど、時節に合わせて情報を発信している。

「ビジネス向けファッションは昨今、選択の幅が広がっており、当社は専門店として女性向けカジュアルアイテムまで幅広く取り扱っています。コーディネイトの発信は、その中での“ビジネスウェア=AOKI”との認知を広げる策です。Xで新商品のプレゼントキャンペーンも実施しており、今まで接点のなかった方にも商品を知ってもらう機会となるよう継続しています」(AOKI)

 各社が運用のKPIとして用いているのがエンゲージメント数やインプレッション数だ。ただ、フォロワー数については、「以前は見ていましたがアカウントの凍結が増え、減少するケースも増えたため、正直、KPIとしては用いにくくなっています」(ミツカン)。 【次ページ】マスク氏によるTwitter買収で「困惑」

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