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  • 2007/12/06

ソフトウェア資産管理を極める!(8)ソフトウェア台帳の作成方法

IT資産管理のファーストステップ

ソフトウェア資産管理(SAM:Software Asset Management)が今注目を浴びている。今さらソフトウェアの管理?と思われる方もいるだろうが、無形の資産で把握のしづらいソフトウェアの管理は、内部統制を正面から取り組む企業にとって大きな課題となりつつある。実際やってみると非常にやっかいなソフトウェアの管理を、どのような形で実現するのが最も効率が良いのだろうか?長年IT資産管理のコンサルティングに従事する篠田仁太郎氏が解説する。

篠田仁太郎

篠田仁太郎

クロスビート ソリューションプランナー
1987年にダイヤモンドリース(現三菱UFJリース)入社。IT資産管理のアウトソーシングサービスの草分けとなる「DREAMS」を立ち上げ、顧客向けのIT資産管理コンサルティングをはじめる。大手企業のIT資産管理コンサルティングの実績多数。ISO/IEC19770(SAM)のワーキンググループ委員。現在、三菱UFJリース商品開発室に勤務するかたわら、クロスビートのソリューションプランナーとして、セミナーやコンサルティングを行っている。


ソフトウェア台帳の作成方法及び項目

インストールされているソフトウェアを調査する方法は、大きく分けて以下の3つがある。

1. 使用者に自己申告させる方法
2. Windows機であれば、「プログラムの追加と削除」に記載されている情報を収集する方法
3. PC中にある拡張子exeファイルやdllファイルを収集する方法


 1.は、報告内容に個人差が大きく出るために集計が難しくなること、3.は、収集する情報が膨大になりすぎ、そこからソフトウェ名を調査していくことは時間コストがかかり過ぎることから、筆者は2.を推奨している。

 実は、上にあげた3つの方法以外にも、メーカーからインストール情報を入手し、レジストリから詳細情報を取得する方法もある(現実に、一部のインベントリーツールメーカーは、そういう情報が入手できる仕組みも提供している)が、メーカーによってその登録は千差万別であることと、すべてのメーカーの情報を入手することは不可能であるため、現実的な方法とは言えない。

 話をもとに戻そう。

 しかし、筆者が推奨するやり方では、ソフトウェア名称しかわからない。もっと正確にいえば、「ソフトウェア名称らしきもの」となる。なぜならその情報には、バージョンやエディションが含まれていたり、略称やキャッチフレーズで表示されていたりするものがあるからだ。これをソフトウェア名称と区別するため、インストール名称と呼んでおきたい。

 さて、ここまででインストール名称は把握できた。次は、前回ライセンス台帳を作成する際に定めた「社内利用ソフトウェア」と照らし、メーカー名とソフトウェア名・エディション・バージョンをその情報に付加していく。これらの情報は、インストール名称に含まれているものも多く、最初に定めた社内利用ソフトウェアと合わせれば、作業はやりやすいはずだ。

 ここで社内利用ソフトウェアに明示されていないソフトが見つかるだろう。それはほとんどがドライバ類のはずだが、中には無許可ソフトウェアも含まれている。そこで再度使用者に戻し、社内利用ソフトウェアとして登録されていないソフトウェアの追加情報を取得する。社内利用ソフトウェアを制定せずにこれをすると、おそらく、保有PC台数の2倍以上の種類のソフトウェアが見つかり、途方にくれることになるはずだ。この作業をスムーズに進めるためにも、不要なソフトウェアは事前に適法に処理しておくことが重要であることを改めて言っておきたい。ドライバ類はメーカー毎に分けず、一括りにしても構わないだろう。

 ソフトウェア台帳の管理項目については、下表を参照して欲しい。

ソフトウェア資産管理
※クリックで拡大
表1 ソフトウェア台帳の管理項目


 これをメーカー名・ソフトウェア名・エディション・バージョンでグループ化してやれば、利用している本数が出てくる。これで、ソフトウェア台帳は完成だ。

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