まず、以下のグラフをご覧いただきたい。これは小規模/中小企業に対し「ITの管理/運用における人員規模」を尋ねた結果である。
「その都度適切な社員が対応している」および「1名のみ」といった状況は小規模企業で8割超、中小企業で約6割に達している。いずれも本来の業務の傍らでIT関連作業に携わる兼任者が多くを占める。
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一方、小規模企業において管理すべきPC台数は多い場合で20台程度、中小企業では50~100台に達することもある。つまり、小規模/中小企業におけるPCなどの社内IT資産管理は非常に負担の大きな業務であることがあらためて確認できる。