- 2025/06/12 掲載
ノーコード×クラウドERPで中堅・大企業を支援 富士ソフトらが新会社を設立
新会社を通じてクラウドERP市場に本格参入
富士ソフトは2025年4月、システムインテグレータと共同出資により新会社「BizSaaS」を設立した。新会社では、ノーコード開発基盤を備えたクラウドERP「BizSaaS」の製品開発と販売を手がける。近年、ERP(統合基幹業務システム)のクラウド化が進む一方で、中堅・大企業向け製品ではオンプレミス型が依然として主流となっている。これを受け、両社はクラウドネイティブなERP製品の提供を通じて、企業の基幹業務システムの高度化に取り組む意向だ。
ノーコード基盤を中核に、業務アプリを柔軟に構築
「BizSaaS」は、システムインテグレータが独自開発したノーコード開発基盤「BizCodeless」を中核に据え、各業界・業種に特化した業務アプリケーションの構築が可能。サーバレスアーキテクチャを採用し、運用負荷やコストを抑えながら、高い拡張性・可用性・セキュリティを実現するとしている。新会社は、中堅・大企業での利用を想定し、画面テンプレートやSQLビルダなどを活用して、エンジニアによるノーコード開発を支援。個別開発に頼らず、ユーザーの要望を標準機能として汎用化する仕組みにより、保守性の高いクラウドERPの実現に取り組んでいく方針だ。
「BizCodeless」のバージョン1.0は2025年11月、「BizSaaS」の正式版は2026年11月にリリースされる予定とのことだ。
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