- 2025/10/14 掲載
「メガソーラー反対」の高市総裁は「AIの電力」どう確保?激ムズ問題の“正しい答え”(3/3)
日本の「電力の脆弱性」が生じている「ある背景」
電力不足が日本経済全体の停滞を招き、ひいては県民生活そのものを脅かす未来が予見される中で、再稼働の可否について判断を先送りする姿勢は、県のトップとして、責任あるリーダーの姿ではないと捉えられかねない。さらに日本では、北海道電力の泊原発も規制審査の遅れで再稼働の見通しが立たず、電力供給基盤が全国的に脆弱(ぜいじゃく)性を増している。
天候に左右される再生可能エネルギーは、島国である日本では出力変動を吸収できず、ベースロード電源にはなり得ない。釧路湿原が外国製パネルで埋め尽くされるような自然破壊は、再生可能エネルギーが持つ負の側面を象徴している。高市早苗新首相に託される責務は、あまりにも重い。
エリック・シュミット氏が警告したように、電力がAI時代の覇権を決める今、日本は岐路に立たされている。福島の教訓をゆがめて生まれた硬直的な規制を現実的なものへと刷新し、地方のリーダーシップ不在がもたらす停滞を乗り越え、国家全体の利益のために原発再稼働の道を切り開くこと。これらは、並大抵の政治力で成し遂げられるものではない。
再生可能エネルギーの推進が重要であることは論をまたないが、それは安定したベースロード電源という土台があって初めて意味を持つ。原子力との適切なバランスこそが、日本のエネルギー自立と経済成長、そして未来の国際競争力を確保する唯一の道である。来たる新潟での決断は、その試金石となるだろう。高市政権の決断と実行力こそが、日本の未来を左右する。その双肩にかかる期待は、計り知れないほど大きい。
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