- 2025/12/05 掲載
EAチームの役割はどう変わる?ガートナーが明かす従来型との「決定的な違い」とは(3/3)
初心者が「まず把握するべき」ポイントとは
ここまで説明してきた通り、新たなEAの活動の第一歩は、誰のために、何をするかを決めることだ。その後、何が良くなるかを明確化した上で、その推進に向け関連するアーキテクトを集めるのが“王道”だと鈴木氏は話す。その上で鈴木氏は、まず、EAに取り組んできた企業には、標準化とガバナンス以外の領域に目を向けることを推奨する。そこではビジネス上の成果からテーマの優先順位付けを進め、併せてアーキテクトの育成に力を入れる。
一方のEAに取り組んだことがない企業には、アーキテクトの把握を推奨するという。同時並行でEAチーム作りの作戦を立て、準備を進める。ポイントは小さな議論を繰り返し行えるよう、少人数で作戦を立案することだ。
「経営層の判断は必ずしも正しいわけではなく、進化したEAにより正しい判断が得られるようサポートすることで、企業の未来は大きく変わる可能性があります。経営層に判断を仰ぐ活動は、これまでも行ってきており、新たなEAはこれまでの活動を少し、リッチにしたものと言えます。EAを自分事と捉え、まずは自社の現状分析から着手してはいかがでしょう」(鈴木氏)
IT戦略・IT投資・DXのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR