- 2025/12/28 掲載
「学歴なんて関係ない」と言いながら…依存している人が気づかない「学習歴」の重要性(2/3)
「この人のようになりたい」と思える人はいるか
「この人から学びたい」と思える存在を持つことも、学びの質を決める大切な要素です。富裕層の多くは、第一人者や専門家に直接学ぶ機会を得ていますが、それは「特別な人脈」だからというよりも、「学ぶ相手を選ぶ」という姿勢の表れです。大切なのは、私たちも同じように実際に会いに行けなくても、本や講演会、セミナー、オンライン配信などを通じて、その人の考え方や知恵に触れることはできます。
なぜ「一流から学ぶ」のが近道かといえば、その人はすでに多くの挑戦や失敗を経て「何が大事で、どこでつまずきやすいか」を知っているからです。絵やお茶、文章、スポーツ、ビジネス、どんな分野でも共通しています。
あなたも、自分が関心を持っている分野で「この人のようになりたい」と思える人を1人見つけてみてください。会いに行ってみるのもいいですし、まずは本を手に取ることからでも構いません。
学びは知識を得るだけではなく、人と出会うきっかけになります。その一歩が、未来の自分の財産になるのです。
朝の「たった30分」が大きな違いを生み出す
「朝活」という言葉が流行した時期もありましたが、富裕層の中には早朝ミーティングを習慣にしている人が少なくありません。理由はいくつかあります。朝は頭が最もクリアな時間帯で、質の高い打ち合わせができます。朝の1時間は夜の2時間に匹敵する、とも言われています。朝のうちに予定を済ませてしまえば、残りの時間を他人に邪魔されず自由に使えるため、忙しい人ほど、朝が最も時間を確保しやすいのです。
もちろん「高級ホテルで朝食をとりながら」といった真似をする必要はありません。少し早く家を出て、出勤前にカフェでコーヒーを飲みながら考え事をする。あるいは読書や学びの時間にあてる。それだけでも十分に効果があります。
たった30分でも、毎日積み重ねれば大きな違いになります。朝の30分の活用の積み重ねで、知識や思考の引き出しは確実に増えていきます。
明日から少しだけ早起きして、自分のための時間をつくってみませんか。小さな朝時間の積み重ねが、やがて大きな知的資産となってあなたを支えてくれるはずです。 【次ページ】「学歴」にこだわる限り、成長は頭打ち…本当に大切なのは
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