- 2026/08/18 15:00 掲載
米AppleがAI Siriを中心にスマートホーム事業を拡大へ、卓上ロボットも計画
「AI Siri」を中核に据え、家庭内でのエコシステム構築
既存のハードウェア群に対するアップデートも進行している。HomePod miniやApple TV 4Kの新型モデルの投入に加え、大型のフルサイズHomePodの刷新も行われる。さらにAppleは、これまで他社製品に依存していたホームセキュリティ分野において自社ハードウェアの展開に乗り出す。スマートホームハブと連携する屋内用の防犯カメラやビデオドアベルの開発を進めており、自社の暗号化技術を用いた「HomeKitセキュアビデオ」機能と組み合わせることで、プライバシーに配慮した監視システムを構築する。
中長期的な戦略製品として、モーター駆動の可動式アームに約9インチの大型ディスプレイを取り付けた卓上型ロボットの開発も進めている。このデバイスは、ユーザーの動きや声の方向に合わせて画面の向きを自動で調整し、自律的な動作を伴う新しいユーザー体験を提供する。
これら一連のハードウェア展開は、AI技術を取り入れたソフトウェアの刷新と直接連動している。Appleは生成AIを活用して音声アシスタント「Siri」の機能を大幅に強化しており、ユーザーの自然な言葉による複雑な指示で家庭内の機器を制御する環境を整える。新たなスマートホーム機器の発売時期は、この次世代Siriの実装スケジュールに合わせて調整されている。
サプライチェーンに関しても新たな動きが見られる。Appleは生産拠点の一極集中を避けるため、新しいスマートホーム機器の製造をベトナムで行う方針を固めた。中国企業のBYDがベトナムの現地拠点で最終的な組み立てやテストを担う。競合するAmazonのEcho Showシリーズなどのスマートディスプレイ製品に対し、Appleは自社製チップと独自AIによる付加価値を前面に押し出して対抗する。
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