• 2026/08/22 17:00 掲載

Anthropicが8月末にもIPO申請書類公開へ、SpaceX越え過去最大規模の調達を計画

米国SpaceXの記録に匹敵するかそれを上回る水準を計画

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人工知能モデルのClaudeを開発する米国Anthropicが新規株式公開に向けた申請書類を早ければ8月末にも一般公開する準備を進めていると複数の報道機関が報じた。同社の資金調達規模は過去最大となった米国SpaceXの記録に匹敵するかそれを上回る水準を計画している。同社は創業者の支配力を維持する目的で複数議決権株式の導入を並行して検討している。
Anthropicが8月末にもIPO申請書類公開へ、SpaceX越え過去最大規模の調達を計画の画像
(Photo:shutterstock/gguy)
 米国Anthropicは2026年6月1日に米国証券取引委員会に対して新規株式公開に向けた上場申請書類の草案を非公開で提出し手続きを開始した。複数の米メディアが報じた内容によると同社は早ければ8月末にもこの申請書類を一般公開する。

 株式公開に伴う資金調達額は米国SpaceXが樹立した初期調達額750億ドルおよび追加売り出し分を含めた最終調達額約862億ドルという過去最大の記録に並ぶかそれを上回る水準を想定して準備を進めている。上場に向けた主幹事証券会社にはモルガンスタンレーとゴールドマンサックスおよびJPモルガンチェースが指名されており手続きの進捗に応じて他の金融機関が追加される仕組みとなっている。

 同社の業績と財務状況に関する報道によれば2026年第2四半期の売上高は115億ドルを超え前年同期の7億8700万ドルから急増して調整後営業利益を計上した。さらに2026年7月下旬の時点における年換算売上高は650億ドルに達している。直近の資金調達動向として2026年5月に完了したラウンドにおいて同社は650億ドルを調達し企業評価額は9650億ドルを記録した。

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【図版付き記事はこちら】Anthropicが8月末にもIPO審査書類公開か?SpaceX超えの史上最大規模計画(画像:ビジネス+IT)
 一方で最先端の人工知能モデルを訓練し実行するための計算資源にかかる費用は増大しており2025年の純損失は約420億ドルと前年の約83億ドルから悪化している。企業統治の面において同社は上場後も経営陣の意思決定権を確保するための制度変更を計画している。ダリオアモデイ最高経営責任者の持株比率は現在約2パーセントに留まっている。

 同氏をはじめとする共同創業者たちが上場による外部株主からの要求に影響されず経営の主導権を維持できるよう通常の株式よりも議決権が多い複数議決権株式を導入する手続きが進められている。同社は法的に公益を追求する義務を負う公益法人として設立されており長期的な公益を監督する独立機関も設置している。これらの法人構造を維持したまま株式を公開し人工知能の開発競争における資金基盤を強化する。

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