• 2026/09/14 06:10 掲載

【Codex使ってる?】派手な「プロンプト」不要、仕事が本当に減る「AI秘書」の作り方(2/3)

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AI秘書に「いつもの仕事」を覚えさせる方法

 フォルダを接続しただけでは、Codexは持ち主の仕事を知りません。そこで最初に、名前と役割、よく頼む仕事、文章の好み、定期業務、仕事で大切にする姿勢を伝えておきます。たとえば「普段はリサーチ、メール下書き、講義台本を頼みたい」「日常の会話はカジュアル、顧客向けはTPOを守る」「情報量より重要情報の選別を優先する」といった内容です。

 今回の構成では、プロフィールを「USER.md」、口調や行動姿勢を「SOUL.md」、使う中で増えていく好みを「Notebook」へ整理します。これらはCodexの標準機能名ではなく、AI秘書用フォルダに設けた独自の運用ファイルです。一方、共通の作業ルールは「AGENTS.md」にまとめます。

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毎回の説明をなくす3つの置き場所
(画像:筆者作成)

 同じ仕事を繰り返すようになったら、依頼文をSkillsへ昇格させます。Skillは、業務の手順、参照資料、必要に応じたスクリプトをまとめた「AI向けの作業マニュアル」です。たとえば議事録なら出力項目、リサーチなら情報源と構成、メールなら文体と禁止事項を残します。

 さらに、決まったタイミングでスクリプトを動かしたい場合は、Hooksを使います。今回の構成では、チャット開始時に「Inbox」を確認し、未処理の依頼があれば知らせる仕組みにしています。ただし、Hooksは自動で処理を動かせるため、中身を確認し、信頼できるものだけを使うことが大切です。新規の、または変更されたHooksはレビュー対象になり、信頼されるまでは実行されません。

「修正→反映」がカギ、AI秘書を自分仕様に育てるレビュー術

 AI秘書の価値を決めるのは、1回目の完成度ではありません。納品後のフィードバックを、次回の仕事へ反映できるかです。

 Codexでは、新規作成したファイルや修正したルールを差分で確認できます。追加箇所と削除箇所を見比べ、違和感のある行へ直接コメントできるため、「この保存先は変えないで」「顧客向けの文章だけ敬語を強めて」と具体的な指示を戻せます。

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指摘を成果物ではなく手順へ戻すことでAI秘書が育つ
(画像:筆者作成)

 実際に、当初はMarkdownで納品する設定だったAI秘書に、「文書はGoogleドキュメントで作り、『Outbox』にはURLを残してほしい」と伝えます。するとCodexは、全体ルールだけでなく、リサーチ、要約、議事録、下書きなど、文書を出力する複数のSkillsも変更対象として洗い出しました。人間側で差分を確認して承認し、改めて調査を依頼すると、Googleドキュメントで納品されるようになります。

 現行の既定設定では、Skillsや設定を置く一部の領域が保護されるため、変更時に承認や権限調整が必要になる場合があります。Codexが勝手に自己改造するのではなく、人間が方針を伝え、影響範囲と差分を確認した上で更新する運用が基本です。

 修正内容は、その性質に応じて戻す場所を分けます。今回だけの修正なら成果物へ、今後も守る好みなら「Notebook」へ、作業手順ならSkillや「AGENTS.md」へ、決まったタイミングの処理はHooksへ反映します。成果物だけでなく手順まで直して初めて、AI秘書は仕事を覚えていきます。
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【ダウンロード】Codexを「AI秘書」として働かせるための“仕事場”を集約、今すぐ試せるテンプレートはこちらからダウンロードできます(無料)
【次ページ】まずは小さく始める「1業務・1納品先・1確認」ルール
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