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  • 2009/11/30

スマートフォンの本格普及は2011年、ビジネスシーンでの普及の鍵はMDMとセキュリティ--NRI 藤吉栄二氏

ITロードマップセミナー AUTUMN 2009

日本でも本格的な普及が見えてきた「スマートフォン」。野村総合研究所 情報技術本部 技術調査部 主任研究員 藤吉栄二氏によれば、ビジネスシーンでの普及の鍵はMDM(Mobile Device Management)とセキュリティだという。iPhoneやAndroidなどで注目を集めるスマートフォンは、今後どのように普及していくのかをみてみよう。

「産消逆転」現象によるスマートフォンの普及

 そもそも、スマートフォンと(多機能)携帯電話の違いは何だろうか?野村総合研究所 情報技術本部 技術調査部 主任研究員 藤吉栄二氏によれば、搭載しているOSが、Windows MobileやAndroidなどオープン系のものであるかどうか、開発アプリケーションの自由度が高いかどうかに着目すべきだという。

 機能的には通信方式(3G、PHS、Wi-Fi)の違いやキーボードの形状などあるが、これらの垣根はなくなりつつあり、重要なのは、携帯電話は通信事業者はサービスや新機種など市場を制御する力が強いという点と、スマートフォンはOSメーカーや端末開発メーカーがオープンなプラットフォームで自由度の高いアプリケーションやサービスを展開しやすい点にある。

 そして、何よりiPhoneのコンシューマ市場での成功が、企業へのスマートフォンの採用や認知に影響している。iPhoneは、約2年で全世界2,600万台を突破し、海外では、フランス、イタリアなどマルチキャリア展開が進み、中国でもサービスが開始されるなど、広がりに衰えが見えない状況だ。このような動きにくわえ、iPhone2.0以降はセキュリティ機能が強化されたことも企業での採用事例を後押ししているという(参考リンク:iPhoneのビジネス活用最新事例と今後の可能性、BI連携や医療教育など9分野13業種以上)。


図1 海外におけるiPhone活用事例


 その事例として、USA TODAYを発行するガーネットや、オラクルなどの各種企業がある。通常、テクノロジー製品は、産業技術や業務用のシステムから発展し、やがて民生機器やコンシューマ製品に降りてくるのだが、スマートフォンについては「産消逆転」現象が起きているそうだ。

 また、米グーグルが開発を主導し、Web上のサービスとの親和性の高いOS「Android」の台頭も目ざましい。Androidは、高度なユーザーインターフェイスの開発やWebとの相性もよいことから、世界中のキャリア、ベンダから注目されている。OSのカスタマイズが可能で、フリーの開発環境も公開され、端末メーカ、通信事業者、組込み系の開発ベンダにも採用検討や製品化が広がっている(※1)。

 このような中で、モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)の調査結果と予測数値によれば、2012年には国内スマートフォンの出荷台数は130万台、およそ960万契約に達するとみられている。


図2 スマートフォン市場の個人・法人別動向



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