エクセディの次期基幹システムは、グローバル会計システムと自動車部品生産管理システムからなる。グローバル会計システムは、NECの「クラウド指向経理サービス」を利用する。同サービスは、NECの経営システム改革の成果である経理システムの業務プロセス改革（グローバル標準業務プロセス、グローバル標準コドの採用等）を、基幹業務の標準システムとしてSAPのERPに実装したもの。

　一方、自動車部品生産管理システムは、NECの「EXPLANNER/Ja」で構築する。得意先ごとの内示/確定情報を統合管理し、最新の需要情報として直ちに生産計画へ反映させることで変動対応力を強化できる統合受注管理、得意先から の納入指示に対応する時間単位でのきめ細かな出荷便管理、さらには詳細な生産計画立案等、自動車部品業界特有の生産管理を実現する。

　 　エクセディでは、グローバルビジネスの拡大、部門間連携ニーズの増加、正確なデータに基づく経営判断ができる仕組み等の課題を持っており、今回のシステム構築でこういった課題に対応するとしている。