KDDI、PaaS提供のクラウドサービスにシステム構築や設計、保守も含めたワンストップメニューを発表

　KDDIは15日、ファイアーウォール、ロードバランサー、Web、OSなどの主要アプリケーションを組み込んだクラウド・コンピューティング基盤「KDDI クラウドサーバサービス仮想SYSタイプ」に、2010年6月18日 (金) より「システムメニュー」を追加すると発表した。

　「KDDI クラウドサーバサービス 仮想SYSタイプ システムメニュー」は、同社の提供するクラウド基盤上で、専任のシステムエンジニアがオーダーメイドでシステム構築・設計し、さらに監視や保守までをKDDIがワンストップでアウトソーシングするサービス。構築するシステム構成要素をすべて料金メニュー化し、わかりやすい料金体系にしたのが特徴。

　KDDIでは、これまでクラウド基盤「KDDI クラウドサーバサービス」などのPaaSサービスを提供していたが、顧客側に専任の技術者が必要になることで利用に踏み切れないケースがあったという。今回、システムメニューを追加することで、KDDIがIT基盤（PaaS）だけでなく、システム構築・設計や監視、保守なども含めて、提供できるようになる。

　本サービスは大きく5つのメニューに分類。価格はWebシステム構築が10万6,800円（税込、基本構成の場合）、Mailシステムが23万8,000円（税込、IDが1000まで）、ポータルシステムが22万8,000円（税込、基本構成の場合）、ワークフローシステムが22万8,000円（税込、基本構成の場合）、営業情報分析システムが22万8,000円（税込、基本構成の場合）。