セゾン情報システムズ、セキュアWebデータ連携ミドルウェア「HULFT（ハルフト）　クラウド」を販売

　セゾン情報システムズは、ファイル転送ツールであるHULFT（ハルフト）シリーズの新たなラインナップとして、インターネット環境でセキュアなデータ連携を実現する「HULFT クラウド」を7月28日より販売開始する。

　HULFT クラウドはインターネットを介して、企業間・拠点間での大容量ファイルや機密性の高いファイルの交換を簡単かつ安全に実現するセキュアWebデータ連携ミドルウェア。Webブラウザによる簡単な操作でファイル交換を実現するとともに、データの暗号化保存や監査ログの取得などの豊富なセキュリティ機能を搭載する。また、公開しているWebAPIを利用することで、自社の業務アプリケーションに簡単にファイル交換機能を組込むことが可能だ。

　これまでのHULFTは、プラットフォームごとにライセンスを導入し、ファイルの集配信およびそれに伴うデータ変換などの役割を担ってきた。いっぽうHULFT クラウドは、利用者がWebアプリケーションサーバ上に導入し、データ端末にWebブラウザを用意するだけでファイル交換が可能になり、データ交換のためのプライベートクラウドの構築も容易に実現できるという。

　セゾン情報システムズは、2010年度で30ライセンス、1億円の受注を目指すとしている。