- 2010/07/06 掲載
NTTドコモがSIMロック解除を発表、2011年4月から全機種で

社長 山田隆持氏
(写真は2009年7月の講演時のもの)
国内の通信会社でSIMロック解除の方針を表明するのは、NTTドコモのMVNO(仮想移動体通信事業者)を手がける日本通信など一部で、大手事業者では初となる。
総務省は6月の末にSIMロック解除の指針を公表しており、これに沿った動きとみられる。NTTドコモのロックが解除されれば、NTTドコモのみで提供されているソニー・エリクソンのXperia(エクスペリア)などの端末が、他社の通信会社で利用できるようになる。
SIMロック解除がドコモ1社の対応になれば、NTTドコモからの流出のみとなる。ただ、他社に先駆けてSIMロック解除を表明することで、他社事業者の解除を促す狙いがあるとみられる。ただし、通信規格が同じである必要があるため、当面NTTドコモの端末で利用できるのはソフトバンクのみ。
NTTドコモは設備投資が既に潤沢に行われており、回線だけでの競争であれば、他社よりも強みを発揮できるといわれる。今後は他社通信事業者の対応に注目が集まる。
関連コンテンツ
関連コンテンツ
PR
PR
PR