富通住電光纜は、資本金3000万ドル、住友電工49%、成都富通光通信が51%出資している合弁会社で、光ファイバーケ－ブルを製造している。

　中国では、ブロードバンドの利用が拡大し、世界最大の光ファイバ需要国となっている。さらに2011年頃より、FTTx市場が急増すると予想され、光ファイバの需要は今後も堅調に伸びていくと見込まれている。両者はこういったニーズに対応すべく、今回の新工場へと踏み切った。

　同工場は、住友電工の最新技術を用いた光ファイバ線引機を導入し、新たに光ファイバの製造を開始する。なお、光ファイバの母材は、両者の合弁会社、富通住電光繊（杭州）が製造する。