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  • 2010/08/17

【連載 第5回】これからの企業で働くための条件(リーダー編):今求められるリーダーシップ・コミュニケーション力

名古屋商科大学大学院教授 アソシエイトディーン 伊藤武彦氏 

楽天、ファーストリテイリングの「英語宣言」が与えたインパクトは大きく、前回述べた「3つの意識」が大きく改善され、当たり前のようになる日も近いだろう。今回は、このようなグローバルがすでに前提となった時代において、求められているリーダーの資質と、強化・育成方法について検討する。キーワードは、プログラムに依存した「リーダーを作る仕組み」の重視から、本人に気づきを与える「リーダーの伸びしろ」の重視への転換だ。

伊藤武彦

伊藤武彦

名古屋商科大学大学院教授、アソシエイトディーン
ネットベンチャーの取締役ヴァイスプレジデント、マーサージャパン名古屋オフィス所長、プリンシパル、コミュニケーション・プラクティスリーダー、ライトマネジメント・タレントマネジメント・プラクティスリーダー等を経て2010年春より現職。
これまで国内外の各業界トップ企業に対して、グローバル化、ビジョン/風土浸透・改革、取締役会の改革、次世代リーダーの育成、タレント戦略の構築、チェンジマネジメント、人事制度の構築、M&Aなどのテーマでコンサルティング活動を行ってきた。

現在名古屋商科大学大学院ビジネススクールにて「リーダーシップ」「ビジネスプレゼンテーション」などの授業や海外ビジネススクールへの講演を担当し、次世代リーダーの育成を行う。
著書として『4つのカラーで見直そうこれからの働き方』(ファーストプレス)
共著として『取締役イノベーション』(東洋経済新報社)、『転職しかできない人、展職までできる人』(日経人材情報)。

英国ダラム大学ビジネススクールMBA修了。英国クランフィールドビジネススクールエグゼクティブプログラム修了。早稲田大学商学部卒。

楽天ショックがもたらす次のリーダー人材要件

 楽天、ファーストリテイリングの「英語宣言」は今まで日本企業が超えきれなかった壁を壊してくれそうである。  我々は何かしらグローバルに関わりのあるビジネスをしている以上、相手に思いを伝えることは必然的である。言語は学習科目ではなく、生きるための知恵である。誰でも話せるようになることは、子供が言葉をマスターしていく姿を見れば明らかである。

 前回の英語意識でも取り上げた「話さないことほど失礼なことはない」という意識が、この楽天ショックで大きく前進して日本人の当たり前となる日も近い。また、「グローバル」という形容詞も今後は必要なくなり、「日本目線」が基本ではなく、「グローバル目線+日本目線」が基本になるであろう。

 では、こうした時代で企業をリードするリーダーには、今後どのようなことが求められるであろうか? その答えに辿り着くには、前回述べた英語意識と同じく、できていそうでできていない部分に眼を向けることが必要である。

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仕組みだけではグローバル・リーダーは育たない

 90年代後半から2000年代は、「リーダーの数が足りない、意図的にリーダーを育成しない限りビジネスで必要とする数を用意できない、そのため計画的なリーダーの育成・後継者育成計画が必要である」ということが叫ばれてきた。その結果、立派なグローバル・リーダー育成プログラムが整備されたのであるが、まだ何かピリッとしない。何かが決定的に欠けているのだ。それは各種メディアなどを通じて垣間見る我々のビジネス・リーダーに感じられる歯痒さ、もどかしさの要因になっている。

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