- 2011/01/31 掲載
マイクロソフト、小売業向けERPソリューション「Microsoft Dynamics AX for Retail」を提供
今回新たに提供開始するMicrosoft Dynamics AX for Retailは、小売業界で必要となる店舗管理や商品管理、顧客管理などの機能を盛り込んでおり、店舗やPOSのフロントエンドから基幹業務を担うバックヤードまでをまとめてつなぐことができる。これにより、商品マスタや従業員の管理を本部で集中管理し、各店舗へと情報を転送することにより、グループ全体で統一されたデータ管理を図ることが可能になる。また店舗毎の在庫状況や売上情報もオンライン/オフラインで本部に転送することにより、本部では常に正確な情報を元に店舗を管理することができる。
また、店舗スタッフ、店舗管理者が必要な情報を分かりやすい操作で入出力できるよう、利用者の役割に応じた操作画面を提供。これにより、属人的なオペレーションからの脱却、ユーザートレーニングの削減を可能にする。
さらに、消費者の購入傾向に合わせて、優良顧客への優遇措置や季節変動・店舗別の販売傾向を加味したルールに基づいた商品補充管理など、顧客関係を強化した収益性の高いサプライチェーンリレーションシップを構築できる仕組みを備えているという。
そのほか、標準機能として、導入企業側の個別の業務要件に応じたGUIカスタマイズ機能を提供。データベースの拡張や画面レイアウトの変更などは、マウス操作のみでカスタマイズできるという。.NETアプリケーションとして開発されたPOS端末画面をはじめ、店舗管理データベース、バックヤード(本部)管理機能まで、すべてのコンポーネントは共通したマイクロソフトテクノロジーを基盤としているという。
価格はオープンプライスだが、推定小売価格(税別)は、リテールHeadquarters(本部管理機能)が223万1,161円、店舗管理デバイスCAL(店舗管理機能)が8万9,161円、AX POSデバイスCALが8万9,161円、外部POSデバイスCALが2万6,686円(CAL:クライアントアクセスライセンス)。
なお、本製品の購入には、あらかじめMicrosoft Dynamics AX 基本モジュールを導入している必要がある。本製品は、テクトラジャパン、パシフィックビジネスコンサルティングが提供を表明している。
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