• 2011/09/07 掲載

法人向け国内ファイル転送ソフト市場:シェア1位はセゾン情報、市場全体は前年比10.7%増

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国内ファイル転送市場の2010年度の出荷金額は58億円で、前年比10.7%増だった。手軽に大容量かつセキュアな環境でデータを送れるとして、これまでのメール添付や宅配便などの代替手段として市場は拡大傾向にあるという。
 アイ・ティ・アール(以下、ITR)は6日、ファイル転送市場の調査結果を発表した。

 国内ファイル転送市場の2010年度の出荷金額は58億円で、前年比10.7%増だった。手軽に大容量かつセキュアな環境でデータを送れるとして、これまでのメール添付や宅配便などの代替手段として市場は拡大傾向にあり、2011年度も同12.8%増と引き続き伸びると予測しているという。

 ベンダーシェアでは、2010年度、老舗のセゾン情報システムズが約40%の高いシェアを維持しているが、SaaS型製品を提供するNRIセキュアテクノロジーズがシェアを拡大しつつあるという。

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国内ファイル転送市場ベンダーシェア(2010年度・出荷金額ベース)

 市場全体を提供形態別に見ると、2010年度もパッケージの出荷金額が依然として62.1%と過半数を占めるが、SaaS型は前年比19.6%増と好調な成長を示しており、ITRでは2011年度も同24.5%増とさらに拡大するとみる。

「昨今、非定型ファイルを社外企業とセキュアに交換するソリューションを求めるニーズが企業規模や業種を問わず高まっています。この課題に向けて、MFT(Managed File Transfer)と呼ばれる製品・サービスを提供するベンダーが国内においても増えつつあり、今後、企業におけるファイル転送ツールは、MFTという形態で進化していくことになるでしょう」(ITR シニア・アナリスト 甲元宏明氏)

 本調査は、アプリケーション・サーバ、BPM/BAM(Business Process Management/Business Activity Monitoring)、ESB(Enterprise Service Bus)、CEP(Complex Event Processing)、EDI(Electronic Data Interchange)、ETL(Extract/Transform/Load)、ファイル転送の7つのソフトウェア製品市場を対象に国内の市場規模および動向を調査し、42ベンダーの製品を網羅した「ITR Market View:SOA/連携ミドルウェア市場2011」にまとめられている。

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