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  • 2012/06/13

駐車場をPOSに!躍進するパーク24を支えるM2Mシステム--川上紀文執行役員

20年前の技術でも実現できたが非現実的だった理由

M2Mを効果的に使って、急成長を遂げる企業がある。時間貸駐車場の「Times24」などを手がけるパーク24だ。駐車場にあるすべての清算機に通信モジュールを設置し、常時センターと通信することで、その入出庫状況をリアルタイムで把握するだけでなく、まったく新しいサービスや事業を矢継ぎ早に展開している。ITを活用して躍進する同社の執行役員 業務推進本部長 川上紀文氏が、M2M活用のベストプラクティスを明かした。

コンビニ並みの駐車場管理にM2Mは不可欠

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パーク24
執行役員
業務推進本部長
川上紀文氏
 街中でよく見かける時間貸駐車場「Times24」、本サービスを手がけるタイムズ24などを子会社に抱えるのがパーク24だ。パーク24の事業は時間貸の駐車場事業だけではない。レンタカービジネス、カーシェアリング、法人向けのロードサービス(同社は駐車場事業以のこれらをモビリティ事業と呼ぶ)など広範に及ぶ。

 中核ビジネスであるTimes24は、全国43都道府県に12万か所以上、47万台以上の駐車スペースを展開しており、駐車場の拠点数は大手コンビニ並みにおよぶ。そのため、管理する駐車場の形態もさまざまあり、露天の平面駐車場の展開が基本ながら、最近では大型の商業施設、ホテル、病院、役所をTimes24化して施設利用者以外も駐車できる場所や、自社所有のパーキングタワーなども増えた。

 Times24のM2Mサービスと聞いて、よく使う人なら携帯電話やカーナビで、駐車場の空車状況が確認できるサービスとの関係を思い浮かべた方もいるかもしれない。しかし、Times24のM2Mネットワークは、カーナビ向けサービスを実現させるためだけに構築されたわけではない。

「Times24の駐車場の運営は、フランチャイズではなくすべて直営です。駐車場は無人運営ですが、駐車場になる土地を探したり、商業施設などと交渉を行う営業部隊、駐車料金を決めたり運用管理を行う部署、精算機やゲートのメンテナンス要員、精算機の集金、コンタクトセンターなど、多くのスタッフによって維持されています。これを全国規模で1万か所以上管理するとなると、どうしても人手では限界があります。」(パーク24 執行役員 業務推進本部長 川上紀文氏)

 そこでパーク24では、駐車場の機能的な運営を実現するためにTONIC(Times Online Network & Infomation Center)というシステムを開発し、導入した。目指したのは、駐車場をコンビニ同様にPOS化することだ。

M2Mは自社でシステムをクローズさせない

 パーク24独自のシステム「TONIC」は、各駐車場に設置された精算機とそれに接続された伝送器、伝送器からのデータを集約し業務ごとのサーバでデータを処理するセンター、そして、クレジットカード会社やサービスプロバイダーなど、サービス連携を行う社外パートナーで構成されている。

 このうち、伝送器とセンターをつなぐネットワークは、有線の場合FTTHやADSL回線を利用し、無線の場合はFOMAの3G網を利用する。センターと社外パートナーとの接続は、インターネットや専用回線を介して行われる。

【次ページ】20年前の技術でも十分実現可能だが…

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