- 2012/08/30 掲載
日本電機復権なるか?ソニーがフルHDの4倍きれいな84型液晶、パナソニックは103型裸眼3D対応PDP

パナソニックは裸眼3Dに対応する103型のプラズマディスプレー(PDP)を開発した。インタラクティブマルチビュー3Dシステムと呼ばれる同システムでは、複数の角度から撮影した被写体の画像を制御できるため、よりリアリティが増すのだという。アートギャラリーや美術館、ネットショッピングサービスのための高品質のカタログ、デジタルサイネージなどのB2B分野での利用を見込む。

電子情報技術産業協会(JEITA)が27日に発表した7月の国内薄型テレビの出荷台数は前縁同月比84.7%減の41万4000台と過去最大のマイナス幅となった。地デジ以降に伴う買い替え需要の反動が原因で、日本におけるテレビ出荷はここ1年間低迷が続いている。反動減は今後も数年にわたって続くとみられている。
一方で、世界市場でも薄型テレビ出荷台数は減少している。米ディスプレイサーチの2012年第1四半期の薄型テレビ出荷台数によれば、前年同期比で8%減だった。さらに世界市場ではサムスン電子が9%の成長を記録して首位を堅持したほか、さらにLG電子がこれに続くなど、韓国勢の台頭が著しく、日本勢は苦境に立たされている。
ソニーとパナソニックは大型化、高解像度化で巻き返しを図る姿勢を示しているが、韓国のLGも4K対応テレビで追随するなど、競争は激化している。
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