- 2013/04/11 掲載
世界のPC出荷台数、過去最大の落ち込みを記録-米IDC
IDCプログラム担当副社長、ボブ・オドネル氏は、一部の消費者はWindows 8のタッチ機能などを歓迎する声もある一方で、「UIの根本的な変化、おなじみのスタートボタンの削除、タッチ機能を搭載が価格に反映してしまった結果、PCの魅力を減らすことになった」と評価している。
PCの不振を受けて、PC大手のHPやデルはリストラが拡大。その一方で、中国のレノボだけは現状を維持。依然として“注目すべき例外”のままだった。
ベンダーシェアではHPが第3四半期にレノボに奪われた首位を奪回するも前年同期比23.7%の大幅減。2位はそのレノボで横ばい、3位はデルで10.9%減、4位はAcerで31.3%の大幅減、5位はASUSの19.2%減だった。
IDCのデビッド・ダウド氏は「出荷台数の減少に驚きはなかったが、その減少幅は驚きであるとともに気がかり。業界は重大な岐路にさしかかっている」とコメントしている。
なお、米ガートナーが発表した2013年第1四半期のPC販売台数も、前年同期比11.2%減と2009年半ば以来の水準に落ち込んだ。
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