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  • 2015/04/30

Life is Tech! 代表取締役 水野雄介氏が語る「IT界のディズニーランド」構想とは?

2015年3月1日、東京・浜松町で開催された教育とテクノロジーの祭典「Edu×Tech Fes 2015」。「テクノロジー×教育」というテーマで登場したのは、Life is Tech! の代表取締役 水野雄介氏である。水野氏は会場にいるさらには中高生に対して「好きなものを仕事をしよう。好きなものを仕事にしたら、ずっとそのことを考えていられるし、楽しい人生を送ることができる」とメッセージし、自身も好きでたまらないと語りかけたうえで、ビジネスパーソンや教育関係者に対して、中学生・高校生のためのプログラミング教育の重要性を説明した。

フリーランスライター 吉田育代

フリーランスライター 吉田育代

企業情報システムや学生プログラミングコンテストなど、主にIT分野で活動を行っているライター。著書に「日本オラクル伝」(ソフトバンクパブリッシング)、「バックヤードの戦士たち―ソニーe調達プロジェクト激動の一一〇〇日 」(ソフトバンクパブリッシング)、「まるごと図解 最新ASPがわかる」(技術評論社)、「データベース 新たな選択肢―リレーショナルがすべてじゃない」(共著、英治出版)がある。全国高等専門学校プログラミングコンテスト審査員。趣味は語学。英語と韓国語に加えて、今はカンボジア語を学習中。

「ディズニーランドより楽しく」を掲げるLife is Tech!とは

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Life is Tech!
代表取締役
水野 雄介氏
 Life is Tech!(ライフイズテック)は、日本の教育を進化させたいと若い3人のアントレプレナーが立ち上げたベンチャー企業である。

 提供しているのは中学生・高校生向けのプログラミング/ITのキャンプやスクール。その代表的なプログラムであるITプログラミングキャンプは、4年前に3人の生徒を対象にするところからスタートし、今では受講生は8,000名を超えている。

 カリキュラムはiPhoneアプリやゲームの開発、WEBプログラミングなど、13コースの中から、受講者が趣味・趣向に合うものを選んで集中的に学ぶ。受講者は8割が初心者で、中学生が65%、高校生が35%、女の子が3~4割だという。

 このプログラムは2014年、Googleが世界のICT教育組織に授与する“Google RISE Awards ” を東アジアの企業として初めて受賞、マスコミでも繰り返し紹介された。まさに、今や飛ぶ鳥を落とす勢いだ。

 Life is Tech! 代表取締役 水野 雄介氏は、このサービスを通じて、中学生・高校生にものづくりの楽しさを伝え、彼らの「創造する力」と「つくる技術」を伸ばしたいと考えている。目指しているのはいわばIT界のディズニーランドだといい、中高生が何度で喜んでも訪れたくなる空間づくりだという。

「IT業界にもヒーロー誕生を」とプロ野球さながらのドラフト会議

 水野氏はこの日、2020年までに実現したいことと、2025年までに実現したいことの2つに分けてプレゼンテーションした。

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水野氏は「日本でデジタルなものづくりに携わる人を20万人まで増やすこと」と目標を掲げた

 直近の目標は、日本でデジタルなものづくりに携わる人を20万人まで増やすことである。なぜ20万人なのか。これは同氏が好きな野球、そして中学生・高校生における野球ファン人口から算出したという。1クラス40人の学級に、日常的に野球の話をする生徒は大体5人。そのうちの2人ぐらいが野球部員だ。その割合で行くと全国での中学生・高校生の野球ファンは約19万人。ならばITの分野でもそれくらいのファンが生まれてもおかしくないというわけだ。

 ファン層を広げるためにはヒーローの出現が欠かせない、同社が考えだしたのが、「ITドラフト会議」だ。

 これは、エントリーした学生の中から、企業は学生1名を指名し、学生は1企業から「特別指名人材」の権利を得るというもの。指名された人材はインターンシップに参加したり、そのまま指名する企業は、スクエア・エニックス、日本マイクロソフト、DeNAなど、学生でも名前を知っている有名IT企業7社だ。冬の陣は、まるでプロ野球のドラフト会議さながらの緊張感が醸し出されていた。

 水野氏は「野球選手や、最近だとテニスの錦織(圭)くんのように、スポーツではヒーローが生まれる。同じようにITにおけるヒーローをつくるために、ITをやる子どもたちが『カッコイイ』と思われる文化をつくる必要がある」と野望を語る。

「2020年までの目標として、日本の教育を変えるために『入口』『中身』『出口』を変えなければと思っている。このようなエンターテイメント性の高い出口を作ることで、IT業界に憧れられるヒーローが生まれればいいなと思っています」(水野氏)

【次ページ】教育を根本から変えるために掲げたテーマ6カ条

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