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- 2017/08/21 掲載
生き残るのはどこだ? 激化するコワーキング市場の未来予想図
慶応義塾大学卒業後、日立製作所に入社。ITコンサルタント、宣伝、広報/IRを経て2008年に双子の子どもの妊娠をきっかけにやむなく退社。子育てしながら働く社会を変えたいとの思いで、フリーランスを経て2011年にマーケティング・コンサルティング会社、株式会社グローバルステージを創業。2013年9月に一般社団法人日本ワーキングママ協会(東京ワーキングママ大学運営)を設立。2015年3月より海外市場調査・マーケティング事業としてグローバルママ研究所を設立し、世界30か国以上で海外調査員のネットワークを持つ。2016年に株式会社コメ兵 社外取締役に就任。国内外を出張ベースで飛び回る3児の母。
市場拡大の理由はイノベーションのジレンマ? 3年後の成長のカギはプラットフォーム化にあり
ところが、大企業のみではイノベーションのジレンマ(※)による構造的な問題から、画期的なビジネスモデルを生み出すことは難しい。そこで、これまでにない破壊的な新しい価値のあるプロダクトやサービスを生み出すスタートアップのリソースと掛け合わせて、新たな価値を生み出そうというのがオープンイノベーションの発想である。
※イノベーションのジレンマ:ハーバード・ビジネス・スクール教授のクレイトン・クリステンセン氏が1997年に提唱した理論。大企業がイノベーションを生み出すことができず、新興企業の前に力を失う理由を説明した。
そして、オープンイノベーションが生まれるリアルな場として欠かせないのが、コワーキングスペースだ。多様な価値観やバックグラウンドを持つスタートアップや起業家、フリーランスなどが集まるコワーキングスペースは、オープンイノベーションを促進し、誘発しやすい場であるという観点からも注目を集めている。
【次ページ】スタートアップやパートナーメリットにフォーカスして成長を目指す
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