• 2025/11/30 掲載

「効率化したはずなのに」なぜか前より妙に疲れてしまう…“見えない敵”の正体は

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便利なツールが増え、AIやアプリで作業は自動化され、リモートワークで通勤時間も削減された現代社会。それなのに、なぜ私たちは「忙しさ」から解放されないのか。IT企業のシステムエンジニアBさんの事例から浮かび上がるのは、効率化では解決できない根本的な問題だ。『多忙感』を上梓した、テレビや雑誌などでも注目を集める作業療法士の菅原洋平氏によると、この矛盾を解く鍵は「あるもの」の解消だという──。
執筆:作業療法士/ユークロニア代表 菅原 洋平

作業療法士/ユークロニア代表 菅原 洋平

国際医療福祉大学卒。国立病院機構にて脳のリハビリテーションに従事した後、現在は、ベスリクリニック(東京都千代田区)で薬に頼らない睡眠外来を担当する傍ら、生体リズムや脳の仕組みを活用した企業研修を全国で行う。その活動は、テレビや雑誌などでも注目を集めている。主な著書に、14万部を超えるベストセラー『あなたの人生を変える睡眠の法則』(自由国民社)、12万部突破の『すぐやる!「行動力」を高める〝科学的な〟方法』(文響社)など多数。

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なぜ効率化では「忙しさ」から解放されないのか…“見えない敵”の正体を暴く
(Photo/Shutterstock.com)

「効率化」しても、皆なぜか「忙しさ」から解放されない

「やることが多すぎて、時間が足りない」
「忙しくて、気が休まらない」
「効率化したはずなのに、なぜか前より疲れる」
 現代を生きる私たちの多くが、こんな感覚を抱いているのではないでしょうか。

 便利なツールはどんどん増え、AIやアプリを使えば作業は自動化され、昔より圧倒的に効率的になったはず。リモートワークが普及し、通勤時間は削減され、オンライン会議で移動の手間も省けるようになりました。

 なのに、なぜか「忙しさ」から解放されない。

 むしろ、以前より追い立てられているような気がする。

 「あれ? なんか変だな」と思いませんか?

 この現象は、高い成果を求められるビジネスパーソンだけの話ではありません。

 家事と育児を両立させようとする主婦(夫)の方も、課題や就活に追われる学生も、フリーランスとして複数のプロジェクトを抱える人も、同じような感覚に悩まされています。

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【画像付き記事全文はこちら】
ビジネスパーソンだけじゃない…主婦(夫)も学生も同じような感覚に悩まされている
(Photo/Shutterstock.com)
「もっと効率的にやれば解決するはず」
「時間管理スキルを身につければ大丈夫」
 そう考えて、次々と新しい手法を試してみる。

 けれど、根本的な解決には至らない。

 「効率化したのに、なんで楽にならないんだろう?」という疑問を抱いたことはありませんか?

 この矛盾の正体を、これから一緒に探っていきましょう。

 実は、私たちを苦しめているのは「忙しさ」そのものではありません。 【次ページ】効率化のプロでさえ「いくらやっても仕事が減らないんです」
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