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  • 2019/09/21

眼科医が教える、「目で仕事の生産性を上げる」3つの方法

人間は、眼球というレンズでとらえた情報を脳で処理することで、見えたものを認識している。したがって、目の機能が低ければ、脳の情報処理速度や正確性も低下してしまう。これでは仕事の生産性も上がらない。そこで、眼科医の平松 類 氏が、生産性の上がる「目の使い方やケア法」について、またその中で最も効果が期待できるという、最近話題になっている視力と脳の処理能力のトレーニング法「ガボール・アイ」について解説してくれた。

医師/医学博士 平松 類

医師/医学博士 平松 類

昭和大学医学部卒業。現在、昭和大学兼任講師、二本松眼科病院、彩の国東大宮メディカルセンター、三友堂病院で眼科医として勤務している。目のことなら全般的に精通しており、緑内障、白内障など専門性の高い内容から、視力回復、眼精疲労の解消、目をきれいにする方法や充血を解消する方法まで熟知している。のべ10万人以上の高齢者と接してきたことから、老眼をはじめ、高齢者の症状や悩みにも詳しい。専門知識がなくてもわかる歯切れのよい解説が好評で、多数のメディアでコメント・出演・執筆等を行う。

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目を酷使すると、脳の処理能力が低下してしまう
(Photo/Getty Image)

眼精疲労は頭の働きまで疲労させる

 働き方改革を実現させるためには、生産性を上げることが必要とされています。ITを導入して効率化を図ったり、リモートワークなども検討されている会社も多いと思います。しかし一方で、知らずに生産性を下げていることがあります。それは目の使い方によるものです。

 そもそも仕事をするということは、「何かを目で見て(認識して)それにより考えたり脳で処理」をしています。そのあとの行動として紙に書き込む、PCに打ち込むというような作業が必要になってきます。

 ついつい「生産性の向上」というと「脳での処理を減らす」「処理する仕事量を減らす」ということばかりに執着しがちですが、目の機能によって処理するスピードや正確性が変わってしまうのです。

 実際にたとえば、目が乾く「ドライアイ」になると、年間売り上げが一人当たり48.7万円程度下がるということがOsaka studyという研究によって明らかにされています。

 特に現代ではデスクワークが多くなったり、移動中はスマホを見たりなど、体は休めても目を酷使する機会が増えています。目を使いすぎると「目が疲れる」と思われがちですが、実際は目を使う事による脳の疲労である「脳疲労」を起こしています。だから眼精疲労によって「モノを考えることができない」というように、頭の働きまで疲労してしまうわけです。

 そこで、仕事の効率を上げる目の使い方を、3つお伝えします。

仕事の効率を上げる目の使い方3つ

1.まばたきを増やす
 人間は、ぼーっとしているときは1分間に30回程度まばたきをしているといわれています。一方でスマホやパソコンを見るときは、それが7~8回程度になるのです。つまりまばたきをして目を休める、涙で目を潤すタイミングが半分以下になってしまっているわけです。結果として眼は休まらず疲労がたまり、生産性が下がります。

 対処法としては、スマホ使用時にまばたきをしっかりする、意識的に入れるということが大切です。

2.寝る前にスマホは一切見ない
 夜間スマホを見てすぐ寝るという方が多いです。寝る寸前までスマホでゲームや動画をみたり、SNSやメールで何か情報がきていないか心配になったり、さまざまだと思いますが、明かりを見てすぐに寝ると、身体は休まにくくなります。

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寝る寸前までスマホを見ていると、身体は休まらない
(Photo/Getty Image)

 光を見ると、人間というのは「昼である」と勘違いしてしまいます。睡眠に必要な「メラトニン」というホルモンの分泌が不十分となり、そのため深く眠るつもりでもしっかりと眠れなくなってしまうのです。

 少なくとも寝る30分前にはスマホを見るのをやめて、睡眠に入る準備をしましょう。

【次ページ】目の生産性上昇に最も効果が期待できる「ガボール・アイ」とは?

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