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  • 2020/06/13

アマゾンのAIスピーカーが在宅勤務の「電子秘書」になりうるワケ

連載:テレワークを効率化するデジタルガジェット活用術

コロナ禍の影響で、現在もテレワークを求められている人は多いだろう。だが、働き慣れた仕事場と違い、慣れない自宅での作業は効率が悪いという声も少なくない。簡単な調べ物やスケジュールの確認といったちょっとした仕事も、同僚や部下に任せることができず、自分の仕事が自然と増えしまいがちだろう。そこで、AIスピーカーの「Echo(エコー)」シリーズなどに搭載されている「Alexa」(アレクサ)を電子秘書として活用するのはいかがだろうか。

フリーランスライター 田代 祥吾

フリーランスライター 田代 祥吾

周辺機器メーカーから自作パソコン雑誌編集に転職後、担当雑誌の廃刊をきっかけにフリーランスライターに転向。日経BP社のパソコン雑誌「日経PC21」や「日経パソコン」などで執筆中。週に4日以上も家電量販店や秋葉原に通い、常に新鮮な製品情報や市場情報を持つ。得意ジャンルはパソコンやスマートフォン、自動車、声優、アキバ系サブカルチャー、プロ野球など。

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米アマゾンは2018年9月、AIスピーカー「Echo Show」の新製品を発売した
(写真:AFP/アフロ)

AIスピーカーやタブレット、アプリなどに搭載されるAIアシスタント

 最初に用語を簡単に整理しておこう。Alexaは、アマゾンが提供するAIアシスタントのこと。対応機器に「アレクサ、天気を教えて」「アレクサ、落ち着ける音楽をかけて」などと呼びかけると、Alexaはその言葉を理解してそれに伴った行動を実行する。Alexaはあくまでサービスの名称で機器の名前ではない点に注意してほしい。

 具体的には、ニュースを聞いたり、単語の翻訳、スケジュールの確認、簡単な計算、音楽やラジオの再生、電子書籍の読み上げ、対応家電との連携操作、対応機器同士の通話などができる。もちろんアマゾンでの商品購入や発送状況の確認も音声で実行できる。

 Alexaは、アマゾンが発売する「Echo Dot」(エコードット)シリーズや「Echo Show」(エコーショー)シリーズ、「Echo Flex」(エコーフレックス)といったAIスピーカーや、「Fire HD 7」「Fire HD 10」といった「Fireタブレット」シリーズ、「Fire TV」(ファイアティビー)といったメディアプレーヤーなどで活用できる。

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Alexaを利用できるアマゾンの「Echo Dot」(エコードット)シリーズと、「Echo Show」(エコーショー)シリーズ、「Echo Flex」(エコーフレックス)
(出典:Amazonプレスサイト)

 アマゾンのハードウエア以外にソニーやボーズ、LGが販売するスピーカーやヘッドホンなどにも対応製品がある。また、各アプリストアから無償で入手できるスマートフォンやタブレット向けの「Amazon Alexa」アプリや「Amazon Music」をはじめとする関連アプリからも利用できる。

基本は何に使う? スケジュール管理やニュース、翻訳など

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Alexaは対応機器が無くても、各アプリストアで入手できる「Amazon Alexa」アプリからも利用できる。対応機器を購入前に、スマートフォンやタブレットでAlexaを体験するのもありだ。中央下部のアイコンをタップすると、音声入力モードに切り替わる
 Alexaに行動を伝えるには「アレクサ」と呼びかけたあとに、実行したい行動を伝えれば良い。

 たとえば、現在の時間を知りたいときは「アレクサ、時間は?」と呼びかける。現在地の天気を知りたいときは「アレクサ、天気は?」と語り掛ければよい。Alexaの音声認識率は高く、小さな声でぼそぼそっと語り掛けても反応しやすい。

 天気や時間は、条件を付加すると情報を絞れる。「アレクサ、大阪の天気は?」など地名を加えて尋ねると、その場所の現在の天気を教えてくれる。

 また「アレクサ、大阪の一週間の天気は?」と伝えれば、指定した場所の1週間の天気を読み上げる。天気予報サイトを開くこともなく、楽に天気を知ることができるので便利だ。「アレクサ、ニューヨークの時間は?」などと尋ねれば、その場所の現地時間もすぐに教えてくれるので、海外に電話する前に、現地時刻の確認がしやすい。

 テレワークで家にずっと居ると、次第に日付や曜日の感覚が無くなることもある。そんなときは「アレクサ、今日は?」と尋ねる。すると、Alexaが今日の日付と曜日をすぐに教えてくれる。

 「アレクサ、ニュース」などと語り掛けると、ネットから最新ニュースを入手して読み上げる。仕事をしつつ、片手間に世間の情報を仕入れたいときに役立つ。

 分からない単語があってもAlexaに尋ねれば教えてくれるので、ネットを検索する手間も省ける。たとえば「アレクサ、『タピオカ』について教えて」などと伝えると、その単語についてしゃべりだす。単語の翻訳機能もあり、その単語を音声で教えてくれる。単語を調べるときは「アレクサ、ドイツ語で『ありがとう』は何?」などと尋ねればよい。画面が表示できる機器であれば、そのスペルも表示するので調べやすい。

 スケジュールの管理も、Alexaにお任せだ。「アレクサ、本日の予定は?」と聞けば、事前にカレンダーへ登録した今日の予定を読み上げる。Alexaの設定で「Googleカレンダー」や「Outlook」などと連携できるので、会社が用意したスケジュールの読み上げにも活用しやすい。

 Alexaは簡単な計算も可能だ。「アレクサ、22÷7は?」などと、数式で尋ねると音声で答えを導いてくれる。また、「アレクサ、2万円の消費税は?」と聞くことで、10%の消費税を加算した金額も簡単に割り出せる。

 音楽の再生は「アレクサ、(アーティスト)の(曲名)をかけて」などと伝えればよい。Amazon Musicはもちろんのこと、「Spotify」や「Apple Music」、「AWA」といった他社の音楽再生サービスと連携ができそれからも再生できる。「アレクサ、次の曲」と伝えれば曲を飛ばし、「アレクサ、音量を下げて」と伝えれば音量の調整もなども機器を触らずに操作できるため、仕事や家事で手が離せないときに活用しやすい。

 また、「アレクサ、ミュートして」と伝えればミュートもできるので、突然電話がかかってきても音楽を止めて対応できる。ミュートの解除も「アレクサ、ミュートを解除して」と伝えるだけでいい。

 「アレクサ、ボディーソープが欲しい」などと伝えれば、それに該当する製品をAmazonで売られている商品からリストを作成し、どれを購入するか尋ねてくる。過去に購入した製品を優先的に伝えてくれるので、再購入で使いやすい。

 あとは、そのリストから製品を番号で選び、「アレクサ、チェックアウトして」と確定を伝えると決済が完了する。生活用品などとっさに購入するときに便利だ。また、チェックアウトしない限り購入しないので、勝手に注文する心配もない。

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「アレクサ、ボディーソープが欲しい」と伝えればアマゾンのECサイトから製品を探し出してくれる。画面を表示できるEcho Showシリーズでは、該当した製品を画面にリストアップするので、左上の番号を伝え、チェックアウトすると購入が完了する

【次ページ】Alexaを「スキル」で拡張、乗換案内も音声で調べる

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