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- 2024/05/30 掲載
仕事が“超早い”人は何が違う? 10倍の目標でも達成できる「優れた上司」になる方法
1978年生まれ、岩手県出身。米国戦略コンサルティングファーム、グローバル医療機器メーカー・フィリップスで勤務後、現在はグループ合計年商180億円の医療分野の会社・南部医理科とフィンガルリンクの経営に携わり、世界最先端の医療技術や製品の普及に努めている。世界一の戦略コーチであり、Strategic Coach社を創設したダン・サリヴァン氏に師事し、同社が提供している10x Ambition Programを卒業した唯一の日本人。会社経営者やエグゼクティブ、起業家を対象に、事業を10倍にしながら自由な時間を生み出す講座、仕事の生産性を上げることに特化したコーチングプログラムを提供している。著書に『10x 同じ時間で10倍の成果を出す仕組み』。 著書購入サイトはこちら:https://www.amazon.co.jp/dp/4534060823
10倍の仕事効率を生む「4ステップ」
まずは、仕事の効率を10倍にする大まかなステップを知る必要があります。大きく次の4つです。- (1)「10倍の目標」を立てる
- (2)「好き」「得意」「人の役に立つ」「お金を生む」という4条件に特化する
- (3)「どうやるか」以上に「誰とやるか」を重視する
- (4)チームを作って「仕組み化」する
それぞれ説明していきます。
(1)「10倍の目標」を立てる
「10倍の目標」は、これまでの延長線上で前年比10%成長といった基準で目標を立てるのではなく、10倍の未来から現在を過去のように見る視点を持って目標を立てます。
(2)「好き」「得意」「人の役に立つ」「お金を生む」という4条件に特化する
これらの4つの条件を満たす能力を「ユニークアビリティ」と呼んでいます。ユニークアビリティとは、人が情熱を持って仕事に取り組める能力です。この能力を生かして仕事をすることで質の高い仕事が可能となり、自分をヒーローであるかのように感じられる能力です。
これは、自分自身が本来持っているユニークアビリティを生かして、自分が望む人生を実現するという考え方です。ここで注意すべきポイントは、ユニークアビリティは「好き」「得意」「人の役に立つ」「お金を生む」の4つの条件をすべて満たしていることです。
(3)「どうやるか」以上に「誰とやるか」を重視する
(2)のステップで自分のユニークアビリティを自覚しました。もし自分が「好き」ではなく「得意」でない分野がある場合、それを「好き」で「得意」な人は誰なのかを考えます。なぜなら、自分が「好き」ではなく「得意」でないことは、ほかの誰かのほうがより良い結果を出すことができるからです。そしてその時間で同時に、自分自身は「好き」で「得意」なことに集中して取り組みます
(4)チームをつくって「仕組み化」する
(3)のステップで「10倍の目標」を達成するために必要なのは「誰」かを考えた後は、その人たちとチームをつくって「仕組み化」します。
「好き」「得意」「人の役に立つ」「お金を生む」をどう満たす?
ここからは、仕事の効率を10倍にする4つのステップについてより詳しく解説します。まずは「好き」「得意」「人の役に立つ」「お金を生む」の4条件について、大きく3つの題目にわけて深掘りしていきます。■「やりたくない」「不得意な」仕事を見直せよ
もし、「やりたくないこと」や「不得意なこと」の割合が半分以上を占めるとしたら、仕事の内容を見直したほうが良いでしょう。「やりたくないこと」「不得意なこと」を我慢しながら、大きな成果を出し続けることはできません。
まずは、普段あなたが行っている仕事の中で、「やりたくないこと」や「不得意なこと」を減らして、自分が「好き」で「得意」なことを増やしてください。その過程で、あなたが「やりたくないこと」や「不得意なこと」を任せられるユニークアビリティを持ったチームメンバーを探すこと(後ほど解説します)が次のステップになります。
最初は自分のユニークアビリティを明確にし、次にチームメンバーのユニークアビリティを把握して、それぞれがユニークアビリティを生かせるかたちを目指します。 【次ページ】一緒にやる「誰か」を見極める「5つのポイント」
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