• 2025/06/23 掲載

本人不在でも商談が成立? TOPPANが「分身AI」を提供開始

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TOPPANは6月20日、人物の見た目や声、知識をAIで再現する「デジタル分身サービス」の提供を開始したと発表した。対象となる人物の顔の再現、音声の生成、多言語対応、知識ベースの対話などを一体的に提供するもので、営業商談や教育・文化分野などにおける活用を想定している。
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人物の知識・顔・声を再現し、対話・多言語発信・顧客対応に活用するAI分身

対話型アバターで営業・教育・文化継承などに対応

 同サービスは、以下の3つの要素で構成される。

デジタル分身サービスの3要素
Brain(知識モデル化):対象者に関するテキストや画像、動画などの情報を構造化し、AIが知識として学習する。
Visual(見た目の再現):高精度な顔再現と表情制御技術により、リアルな外見と動きを再現する。
Voice(音声合成):収録音声をもとに音声再現AIモデルを生成し、声色・声質を再現。多言語対応にも対応する。

 開発の背景には、少子高齢化やデジタル化の進展により、世代間の知識継承やマーケティングにおけるコミュニケーション手段の変化がある。コロナ禍以降、オンライン上での情報伝達の重要性が増す中で、人物の表情や語り口など“人らしさ”を伴う表現ニーズが高まっていた。

 本サービスでは、本人に代わって多人数への同時応対や対話体験の提供が可能となる。具体的には、経営理念や営業ノウハウの継承、多言語による情報発信などが想定されている。

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営業・広告・接客にどう使う? 分身AIのマーケティング活用フローを図でチェック

 価格は、メッセージ型動画が1本150万円から、対話型アバターシステムが1件500万円から。設計内容やデータ量によって変動する。

 TOPPANは2025年4月に「全社AI推進室」を設置し、社内外でのAI活用を横断的に進めている。本サービスはその取り組みの一環で、同社はアバターの本人性を証明する基盤「AVATECT」との連携も予定している。

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