• 2025/10/14 掲載

YouTube「AI新機能」で動画マーケが激変……知らないと取り残される“最強8機能”(4/4)

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【ポッドキャストにも】YouTubeの新機能(7)~(8)

 動画だけでなく、ポッドキャスト領域でもAIによる効率化が進んでいる。YouTubeが9月に発表したポッドキャスター向けの一連の新機能は、音声コンテンツの可能性を大きく広げるものとなる。

■AIが自動でショート動画を生成
 まず、ビデオポッドキャスト制作者向けに、AIがクリップを自動生成する機能が導入される。長時間の収録から重要な部分を抽出し、Shortsへの変換も可能となる。数カ月以内に米国で提供開始予定で、Shorts変換機能は2026年初頭にリリースされる見込みだ。

■音声コンテンツを“動画化”できる新機能
 音声のみのポッドキャストを動画化する機能も提供される。AIがカスタマイズ可能な動画を生成してくれるため、音声コンテンツしか持たない配信者でも、視覚的な要素を加えた配信が実現できる。2026年初頭に一部のポッドキャスターを対象に提供が始まり、同年後半には拡大展開される計画という。

 この動きの背景には、ポッドキャスト市場の急成長がある。

 YouTubeは2025年2月に月間ポッドキャスト視聴者数が10億人を突破したと発表。2025年7月時点では、1日あたりのポッドキャスト視聴時間は、1億時間以上に達した。その30%以上はライブストリームやプレミアとして配信されている。

 米国市場のデータも市場の拡大を裏付ける。Edison Researchの調査「The Infinite Dial 2025」によれば、米国人の73%が音声または動画形式でポッドキャストを視聴しており、ユーザー数は推定2億1000万人に達する。

 月間視聴者は55%に上り、毎週のポッドキャストリスナーの33%がYouTubeを最も頻繁に使用しているという。日本国内でもポッドキャスト視聴者は多く、特に10~20代では人口の30%ほどがポッドキャスト視聴しているという調査結果が報告されている。

 すでにポッドキャストを展開、または検討している企業にとって、この効率化は顧客エンゲージメントを高めるゲームチェンジャーになるかもしれない。文字起こしやハイライト抽出が自動化されるため、リソースの少ない部署でもマルチメディア戦略に挑戦しやすくなるからだ。

 専門知識を音声で発信しつつ、それを自動的に短尺動画に変換して拡散する。こうした一連の流れが、AIの力で現実のものとなりつつある。

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