- 2025/11/15 掲載
「テンプレどおり」があなたを消してしまう…残酷な「同質化の罠」から抜け出す方法(2/2)
「あえてやらない」を徹底的に実践した結果…
私自身が、まさにこの「あえてやらない」を、徹底的に実践しています。私は、サービスの「募集」を、自分からかけることをしません。
自分から見込み客に「セールス」をすることも、一切ありません。
多くの人が集客の生命線だと信じている公式LINEも使っていません。
顧客リストを集めるためのキャンペーンや無料プレゼントも、実施していません。
さらには、SNS上で直接的なセールス投稿すら一切行っていないのです。
にもかかわらず、私の元には、自然と静かにお客さまが集まり、サービスが売れていきます。
なぜなら、このような私のあり方そのものが、「この人、何かほかの人と違う」「普通では考えられないことを、どうやって実現しているんだ?」と、お客さまに強烈な興味と印象を与え、強力な差別化要因となっているからです。
多くの人が「アプローチしないと、絶対に売れない」と思い込み、そのプレッシャーに苦しんでいる現代において、「アプローチせずに売れている人」の存在感は、圧倒的だといえます。
世の中の大多数のビジネスパーソンや起業家が、「本当は、売り込みなんてしたくない」「できることなら、セールスは避けたい」という「陰」の感情を抱えながら、「ビジネスである以上は仕方がない……」と諦めているからです。
彼らが、「まさか、そんなことが本当に可能だとは」と感じるような、あなたの「あえてやらない」という選択は、それ自体がお客さまの「陰」の望みを強く刺激し、強い憧れと尽きることのない関心を生み出すのです。
競合が「やってほしくないこと」を理解し、常識を逆手に取る
この「あえてやらない」という逆張りの戦略は、決して単なる天邪鬼や、気まぐれではありません。私の「売り込みをして断られたくない」「セールスという行為を心底やりたくない」という、極めて強い信念。
それに加えて、「お客さまは、本能的に売り込まれることを嫌っている」という、市場に対する確信に基づいています。
「私の譲れない信念を貫き通すために、では、どうすればセールスなしで売上を立てられるのだろうか」
これを徹底的に考え抜いた結果が、今の私のポジションを築き上げているのです。
これらに加えて、私のスタイルが簡単に真似されにくい、もう1つの理由。
それは、私のサービスが、私自身の資質やユニークな強みを100%フル活用した形で設計されている点にあります。
特に個人ビジネスにおいては、提供者の個性や人間性が良くも悪くも色濃く出るものです。
私のDNAに刻まれた強みは、ほかの誰にも完全には真似できない私独自のものです。
もちろん、世の中には「とにかく数をこなして売り込むのが得意な人」も、確実に存在します。
100発の弾を撃って、10人のお客さまを獲得するような、エネルギッシュな営業スタイルで素晴らしい成果を出す人もいます。
しかし、私はそうではありませんでした。
100発撃って10人獲得する世界ではなく、研ぎ澄まされた10発で10人を確実に射止める世界を私は追求する。
もし私自身が、数を撃つことで安心するタイプの人間であったなら、私のビジネスはとっくの昔に破綻していたことでしょう。
真の差別化は、競合が「絶対に外せない」と信じている前提を見抜き、それをあえて手放すことで生まれます。競合が「やってほしくないこと」を理解し、常識を逆手に取る。この勇気ある逆張りの発想が鍵になります。
この戦略を自分自身の資質やユニークな強みと組み合わせることで、簡単には真似できない独自のポジションを築き、強力な差別化要因を生み出すことができるのです。
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