- 2026/01/15 掲載
AnthropicのClaude、自らのAIエージェントをわずか14日で開発。「AI自己進化サイクル」突入か?
AIによるAIの進化が現実に、AIによる欺瞞や自己複製による暴走のリスクも
Claude Code wrote 100% of Anthropic’s new Claude Cowork in a week and a half.
— AshutoshShrivastava (@ai_for_success) January 13, 2026
If this keeps going, software engineers will have no job. pic.twitter.com/A0YcCyL7eD
「Claude Code」の開発過程においても、基盤設計や最終判断は人間が担った一方、実際のコード生成や修正の多くを、Claudeが担ったとされている。Anthropicの開発者はClaude Codeのコード全体の80%~90%が、Claude自身によって生成されたと明らかにしており、「Claude Cowork」が短期間で完成した背景として、こうした「バイブコーディング」の実装手法があったと複数メディアが伝えている。
これらの事実は、人がAIに開発の意図を伝え、AIがコーディングを進めるいわゆる「バイブコーディング」が実験段階を超え、実用的な開発手法として機能していることを示す具体例と位置付けられている。
今回の「Claude Cowork」の短期間での実装について「AIがAIを作る」AI自己生成サイクルの初期的なフェーズに入ったと指摘する声もある。元OpenAIの開発者によるAIの未来予測「AI2027」では、AI自身が自己進化させるサイクルが加速度的に早まることにより、AIの暴走を招き、最終的には人類が破滅的な未来に至るシナリオが予想されている。
AnthropicはすでにAI自律的安全性レベル(ASL)という「AIの安全性」のガイドラインを設けおり。モデルがASL-4やASL-5に達すると、ユーザーを欺いたり、コンテナ外に脱出して自己複製したりするリスクが生じるため、人間による適切な監視が不可欠であるとの認識を示している。現在の最新モデルClaude Opus 4.5やClaude Sonnet 4.5は、ASL-3としてリリースされている。
今回の「Claude Cowork」の開発ではAIが自ら生成したコードを基に改良を重ねることで、開発速度が大幅に短縮される点が確認されたとされ、従来はエンジニアの手で数週間から数カ月を要した試作や機能追加が、より短い期間で実現したと報じられている。Anthropicは公式に「Claude Cowork」の安全性への配慮も強調しており、AIがファイル操作を誤解した場合に不要な削除などを行う可能性があるため、明確な指示や人間による監督が不可欠だとしている。
こうした報道では、Claude Coworkを通じて、開発者の役割がコード記述中心から、設計や監督へ移行しつつある現状も指摘されている。AIが生成した大量のコードを人間が評価・制御する必要性は依然として残っており、セキュリティや品質管理の重要性がむしろ高まっているとする見方も紹介されている。Claude Coworkは、AIによる自己生成と自己強化が現実のプロダクト開発で確認された事例として、今後のAI開発手法を考える上で一つの基準点になりつつあると言えるだろう。
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